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2020/11/06 「日記を書く際は日付を冒頭に置くことにしているが、もともと本文にも日付は表示されているのであまり意味がないと気づいた」

今日はひさしぶりに出社をした。僕はリモートワークが中心だから基本的に家にいることが多いので、出社をするとなると「仕事をしにいく」という意識が芽生える。別にリモートワークのときだって仕事はしているのだが、会社という仕事をするためだけに設計された空間に行くとそういう実感があって、すこし身構えることになる。リモートワークであれば始業時間と終業時間にPCかスマホで打刻をすればそれで勤務していることになるが、会社に行く場合は離れた場所にいくのに間に合う時間までに身支度をして電車に乗る必要がある。また、人に会う自分としての気持ちのモードに切り替える必要もあるだろう。なかなか大変なことだが慣れればきっと問題ではない。

最近スマホの調子が悪い。同じ端末を3年近く使っているから仕方がないのかもしれない。画面にはヒビが入っているし、容量は限界に近く、そのせいで動作が重い。これでは仕事にも私的な用途にも支障があって、なにより余計なストレスを抱えることはあまりよくないと思うから買い替えを検討しているのだけど、わりと高額なものだから躊躇する。菅首相が携帯料金の値下げに意欲を示しているようだったが、携帯会社各社は関連会社に新たな料金プランを設定することでお茶を濁したようだ。ユーザーとしては現在の料金プランを安くしてくれることを願っているはずだが、なかなか難しいことなのだろうか。携帯料金は毎月かかる固定費だからできれば安く済ませたい。

iPhone12 miniが気になっている。僕はずっとAndroidを使っているが、パソコンはMacBookだ。どうせならApple製品で揃えた方がなにかと良さそうだし、なんとなくAndroidの操作性に飽きてきた。そういえば彼女に「iPhone12が出るらしいね」と言ったら、「そうなの?」と返ってきた。iPhone12の発売が告知されてからすこし経っていたから新しいものの情報に敏感な人だったら知っていて当然だったと思うのだけど、それを知らない彼女が愛おしかった。最近流行っていた『バチェロレッテ』についても「なにそれ?」と言っていた。別に彼女はすべての情報に疎いわけではない。暇な時にはTwitterのトレンドをチェックすることもあるらしいし、ニュースについてもそれなりに知っている。しかし、新しいものや流行っているものに絶妙に疎い。そういうところがかなり好きだなと思う。そしてすこし遅れてハマり出すのも可愛い。

彼女について書いておくのは良いことだと思う。普段関わっている他人が彼女以外にほとんどいないから、彼女とのことを記録しておくことはすなわち自分について記録することと同じになる。LINEも彼女としかしていないし、休日に過ごすのもきまって彼女だ。たまに先輩とごはんに行くことはあるにしても、だいたいそういう感じ。これならもういっそのこと同じ家に住んだ方が早いのではないかと思うけど、現状ではすぐにというわけにはいかない。彼女は家具や小物や身につけるものについてこだわりが強く、よくその話を聞く。同じ家に住んだらきっと彼女のこだわりのもので溢れるのだろう。

彼女はシンプルなデザインの服や鞄(そうではないものだとしても)には必ずピンバッジやキーホルダーなどを付けているが、僕はシンプルなままのほうが良いのにと思う。それを伝えると「可愛いのをつけてなにが悪いの?」と言われる。僕は全体的にみたらいろいろと混在しているより整っているのも可愛いのではないかと思っているのだが、お気に入りのものがあって、それで気分が優れるのであれば口出しするべきではないのかもしれない。

そういえば彼女は取り憑かれたようにどうぶつの森にしていて、「ここにはこの家具を置いて〜、この部屋はダイナーにするの。この子は○○ちゃん、ブレゼントした服を着てくれて可愛いんだよ」などと言っていて、本当に存在する世界かのように没頭している。まるで箱庭療法みたいだなと思ったが、実際そこで仮想的な世界を構築することで自分の嗜好を自覚できる、という効果はあるらしい。ちなみに彼女に付き合って僕もどうぶつの森をプレイしていたが、すぐに飽きてしまった。特に目的を持たずゆったり過ごしたり、過程を楽しむのが苦手みたいだ。家具を作る材料が必要なら瞬時に手に入れたいから、木を植えて伐採する手間は煩わしく感じる。しかしどうぶつの森というのはその無駄も楽しむゲームとのことだ。彼女は「このひとつひとつの動きが可愛いよね」と言っていた。彼女の口からは可愛いという言葉をよく聞く。彼女的にはひらがなの「かわいい」なのかもしれない。最近は彼女が「かわいい」と思うものを愛でている姿をみていると、それが「かわいい」のだとすこしずつ想像できるような気がしてきた。

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