マガジンのカバー画像

日本神話タロットとウエイト版 棒

10
ヤマモトナオキ先生の日本神話タロット極フルデッキとウエイト版タロットデッキの棒(ワンド)を比較しながら、日本神話の神様について自分なりにまとめたものになります。 古事記をベースに…
運営しているクリエイター

#タロットカード

日本神話タロットとウェイト版の比較 棒の10

日本神話タロットとウェイト版の比較 棒の10



棒のスート最後の数字になりました。

ワンドを10本抱えている男性がいます。
とても重たそうに見えますね。目的地まではまだまだ遠そうにも見えます。

手放せば楽になるのか・・・それとも持ち方を変えればいいのか。

いろんな考え方がありそうですが、ワンドの上部、に芽吹いた新芽をつぶさないように運んでいると考えれば持ち方や運び方に神経質になるのもうなずけます。
精神的な重荷などを表すこカードで

もっとみる
日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の9

日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の9



ワンドの9です。ウエイト版の男性の表情からは緊張感が伝わってきます。
彼の背後には8本のワンドが柵のように並べられていて、一本のワンドは彼自身が握っています。
何か敵の襲撃から必死に身を守っているように見えます。
頭には包帯がされていて、傷を負っている様子が見て取れます。

スサノオを見てみましょう。前回のお話を覚えていますか?
須賀の地にお家を立てることを決心し、家を建てました。
スサノオは

もっとみる
日本神話タロットとウエイト版 棒の4

日本神話タロットとウエイト版 棒の4



ワンドの4はユダヤの結婚式のフッパーという天蓋を描いています。
4本のワンドは花やブドウを支えています。
その奥にいる人は花束を持って手を振っているようにも見えます。
このことから喜びとかお祝い、喜ばしい解放、そういった意味を持つカードです。

日本神話タロットを見ていきます。
真ん中にアマテラスが輝いて見えます。
右はタヂカラオの腕でしょう。手前に見える鏡を持った女性はアメノウズメです。

もっとみる
日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の3

日本神話タロットとウエイト版の比較 棒の3



ウエイト版ワンドの3は崖の上から海を見渡して、挑戦の機会をうかがっている様子と言われています。
海が黄色く黄昏ているように見えます。
思いを馳せているのでしょうか。
それとも船の出航や帰りを待っているのでしょうか?

日本神話タロットのスサノオの物語を見て見ます。
大アルカナの、魔術師のところに記した通り、アマテラスは機織りの女性が亡くなったことをきっかけに天岩戸に引きこもってしまいました。

もっとみる
日本神話タロットとウエイト版 棒の2

日本神話タロットとウエイト版 棒の2



ウエイト版のワンドの2を見てみると、城壁に立ったひとりの男性が地球儀を見ています。眼下には海や山、民家も見えます。一つの目標を達成したことを表すとされています。しかしこれからまだ出発しそうな様子にも見えます。ワンドのスートは行動を表しますから、一処にはとどまれないのかもしれませんね。

日本神話版に話を移していきます。
高天原を追放されたスサノオが出雲へと向かう様子です。解説によれば巻物は地図

もっとみる
日本神話タロットとウエイト版 棒のエース

日本神話タロットとウエイト版 棒のエース



棒(ワンド)のスートです。
こん棒という場合もありますね。棒は松明として火を燃やしたり、火をおこしたり、食べ物をつぶしたり、武器として使用したりととても生活に密着したものだといわれています。
とでもエネルギッシュで、過剰になりすぎると争いや攻撃性、焦りなどの意味を持つこともあります。
生命力や積極性、創造性を表すとされていて、男性器を表すという記述をみた時にはつい笑ってしまいましたが、ウエイト

もっとみる