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ルーツを訪れる旅へ

連休の最初の2日間、愛媛と高知を訪れた。

高知は夫のご先祖様がいた土地で、わたしたちは昨年結婚して以来、いつか行きたいねと話していて、今回の連休ではじめて行ってみることにした。

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早朝に車で阿蘇を出発、大分県臼杵から7時台のフェリーに乗り、愛媛県八幡浜まで約2時間で着いた。大型の船で海も穏やかだったので、船酔いしやすい夫が酔わずに無事到着でき、ひと安心。

お昼ごはんは宇和島で鯛めしをいただく。鯛を炊き込むのではなく、生の鯛をご飯にのせて生卵とだしをかけていただくタイプ。とても美味しい。

そのあとは海沿いの景色が良いスポットに立ち寄りながら、宿泊先の高知市へ。

遊子水荷浦の段畑

大月町の観音岩近くの展望台

竜串海岸

高知の海沿いの国道は、とにかくトンネルが多い。そして、長い。途中でお遍路さんをよく見かけた。白衣を着て歩いている人はもちろん、自転車やバイクに乗ったお遍路さんもいて、歩くものだと思っていたので意外だった。この連休を利用して四国八十八ヶ所を巡礼する人もきっと多いんだろうな。そんなことを思いながら、8時間以上運転して、高知市のホテルに着いたときには21時を過ぎていた。

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翌朝は、歩いてひろめ市場に行った。友人から人が多いだろうと聞いてはいたけれど、とても朝とは思えない賑わいとミラーボールとごった煮感に圧倒される。

やっと席を確保して、夫が列に並んで買ってくれた塩たたきをほおばる。燻製の香りと塩味が絶妙で、びっくりするほど美味しい。あおさの天ぷらや、一貫ずつ握ってくれたお寿司も美味しかった。

その日は日曜で、高知城前の道で日曜市が開かれていた。露店がずらりと並び、野菜や刃物、金魚まで売られていて、人がごった返していて、もうカオスだった。

連休だからいつもよりお店も人も多いのかもしれないけれど、日曜市だからおそらく毎週やっているはずだ。同じくお城のある熊本では、こんな市はやっていないし、たぶん出来ないだろうなぁと思った。高知の凄さと活気を感じた。

そのあとは、夫のルーツがある町へ足を運んだ。そこに二人で立って、ご先祖様に想いを馳せた。今回の旅の目的が、無事に果たせた。須崎から大崎経由で八幡浜へ移動し、また船に乗って臼杵へ。阿蘇へ帰り着いたときには、日が変わっていた。

約750kmを運転して、1泊2日の旅を終えた。とにかく高知は広かった。ひろめ市場で相席した香川の方が、とても感じが良い方だった。余ったからとカツオの刺し身まで分けていただいた。ちょっと遠いけれど、香川や徳島にも今度は遊びに行きたい。

今回の旅で良かったのは、夫が船で酔わなかったのと、夫が昔あたったことがあって長年食べていなかったカツオのたたきを食べれたことだ。そして、夫のルーツを訪ねることができて、良かった。

人はやっぱり、自分のルーツを知りたいのだ。

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