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幡野さんの『写真集』を買った。

ほぼ日から3月1日に発行された写真家 • 幡野広志さんの写真集『写真集』を買った。

わたしは『写真集』を味わい、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載されている糸井重里さんと幡野さんの対談のまだ読めていなかったぶんを一気読みした。そして、あまりにも感じることがたくさんあり、とてもじゃないが整理しきれないまま、いま書いている。

このお二人のことばは、本当に不思議だ。柔らかいのに鋭くて、「そっかそういうことなのか!」という発見や「ほんとにそうだなぁ」という気づきをいつも与えてくれる。そしてなんと言っても対談するお二人の佇まいが、素敵。(お会いしたことはないけれど)

わたしが幡野さんのことを知ったのは、糸井さんのTwitterからだった。最初は、写真家さんでNikonの賞を受賞されていてわたしの身近な人と同じ病気だったことから興味を持ったのだけれど、幡野さんの書く文章や撮る写真にすぐに惹きつけられた。noteでも過去2回、幡野さんのことを書いている(笑)

幡野さんはガンによって余命宣告を受ける前から、生きることや死ぬことについて考えて続けている。そしていまも、患者の立場からその考えを伝え、さまざまな悩みを抱えるひとたちの話を聞き、自分の幸せや家族の幸せを追求している。

『写真集』は、そのことが十分に伝わってくるものだった。

対して自分は、死に向かって生きているこの時間をどう使いたいか。まだはっきりとはしていない。でも、これは言える気がする。

心がうごくことを、したい。
わからないことを、たのしみたい。
なんでも、やってみたい。

さいきんは、お金の不安から行きたい場所に行くことや、やりたいことをやるのを自分でセーブしているの、本当は分かっている。

問題を先送りにするのはよくない。かと言って人生で一番若いいま、行動できずに過ごすのもつらい。

この辺りのバランスをどう取ればいいのか。
まだまだ模索中だ。

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