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往復書簡|ご機嫌を最優先にすることの効能。

お涼さんの記事への返信です。

お元気ですか?
なぁんて、今日zoomでお会いしましたね。直接会話はしなかったけれど。
難しい表情をしている時間が、いつもより少し長いような気がして気になりました。ま、そんな時もありますよね。

そうそう。もう少し寒くなったら、わたしも木更津で買った紫のアウターの出番です!年齢を重ねたら、カラフルな服を着ることも社会貢献のひとつだそうです。モノトーンに沈みがちな街に色を!!ということで、わたしももうちょっと気温が下がるのを心待ちにしています。

何か具体的な行動を直接相手にしなくても、自分自身の状態で相手にダメージを与えてしまうこともあれば、

逆に

何か具体的な行動を直接相手にしなくても、自分自身の状態で相手の傷を回復させたり元気にさせることも可能な部分があるんじゃないかと。

これは、ほんと間違いないと思います!
わたしの脳内にある岩橋総研(仮)が、現在全力をあげて研究しているテーマがまさにそれです。具体的には「ただ単にわたしがご機嫌でいるだけで、家庭はうまく循環する」仮説の証明です。

この研究のために、日夜、わたしはあらゆる手段で自分をご機嫌にする努力をしています。わたしはかなりワガママなので、誰かにご機嫌をとってもらうのは難しいのです。今日、ケーキでご機嫌になったからといって、明日もケーキでご機嫌になるとは限りません。なので、常に自分のご機嫌を一定に保つために、自分のやりたいこと、やってほしいこと、やりたくないことはできるだけ明確にします。ごはんが作りたくない時は「ごはんを作りません」という宣言をします。掃除をしてほしいときは「掃除をしてほしい」と言います。それを手伝いたくないときは、いっさい手伝いません。基本的に自分の予定を最優先にします。しょっちゅう遊びに行きます。誰と会うか、何時に帰るかも言いません。聞かれるとなぜか不機嫌になってしまうのです。自分が家事をした時は、どんなに小さいことでも「○○した!」と宣言します。それを言われたひとは必ず「ありがとう!!」という不文律ができあがりました。料理は必ず「おいしい」と言ってもらいます。お弁当もそう。言わなければ無銭飲食ということになります。

と、わたしのご機嫌を保つために、細かすぎるほど細かいルールを作り、徹底してきましたが、ルールがない頃より今の方が家庭内に穏やかな空気が流れているような気がします。それは、ルールがない頃より、今の方がわたしがご機嫌でいる時間が長いからです。

たぶんね、女性の不機嫌って、想像以上に「怖い」んだろうなと思うんです。会社員時代、わたしがどれほど男性社員に「怖い」と言われたことか!ムスッとしていたり厳しくしている男性社員は他にもたくさんいたのに!!!

だからね、お涼さん。
お涼さんも、ただご機嫌でいるだけでいいと思うのです。テレビを見て、ただ楽しそうに笑っているだけで、みんな勝手にそこからエネルギーをもらっていると思うのです。

さっき見てみたらnoteのお涼さんの名前が「おもろがって生きる」に変わっていたのに気づきました。もうすでにお涼さんはその道を歩んでいるんですね。信州に住んでいるお涼さんの肩書きが関西風味なのがやけに気になりますが、わたしもお涼さんに負けないよう、関西人らしく笑い飛ばして生きていたいと思います。

そうそう。

すがこさんは、「お墨付きを貰おうとしてきた相手」っていましたか?

いやもう、全てのひとからお墨付きをもらいたがっていましたね(笑)。
自分がかわいそうであること、それでもケナゲに頑張っていることを認めてもらいたくて必死でした。
もうね、病院ひとつ行くのも恐怖でね。「あなたはどこも悪くないよ」と言われたらどうしよう?と思って、先生が胸に聴診器当ててるときに、あえてゼーゼーしてね、そしたら「普通に呼吸して」って注意されたこともありました。まぁまぁ最近のエピソードです(笑)。

とはいえ、自分の痛みも努力も歩んできた道程も、わたししか知らないことなので、最近はあまりそういうこと気にならなくなりました。「お墨付き」を探すためには、自分に向けられた言葉ひとつひとつに「それはお墨付きかそうじゃないか?」というジャッジをしないといけないですよね。それがエネルギーの無駄遣いのような気がして。

人生の折り返し時点をとっくに過ぎた身としては、時間もエネルギーも有効に使いたいものです。


今回もいろんなことを面白がらせてくれてありがとうございます!往復書簡ってこんなに面白いんだなぁ、としみじみしています。
また面白いこと見つけて、教えてくださいね♡

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