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「ことばの焚き火」

ある日、友達からとつぜん「ことばの焚き火」という本が届きました。

www.amazon.co.jp/dp/4801498612

誰かに本をもらうって、子どもの頃以来。
どういう文脈で、この本からわたしを想起してくれたんだろう?とワクワクしながら、本を開きました。

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この本は、「対話」の大切さや、そのやり方を説く本です。

対話といっても、特別なスキルが求められるわけではない。
やってほしいのは、焚き火に薪をくべるように、湧いてくることばを場の中心にだしていく、ただそれだけ。
わかってもらおうとすることを、あえてやめてみる。そんなフラットな気持ちで薪をくべていくと、おのずと変化が始まっていく。

わたしがファシリテートしている「ライティング・ライフ・プロジェクト」では、「ことばを書く」ことを通じて、自分とつながる通路を開きます。
この本では、「対話」をすることで、自分とつながる通路を開くことができると説きます。

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コミュニケーションといえば、記憶に残っているのが「LISTEN」という本。

www.amazon.co.jp/dp/B099582LR7

本書では、会話において「よく聴く」ということにどれほどの価値があるか?どのような姿勢でひとの話を聞くべきか?それがどれほど相手のためになり、自分のためにもなるのか?みたいなことが書かれていて、わたしはこの本を読んだあと、一週間その内容を実践してみました。

すごく付き合いの長い同僚と、初対面の営業マンと、治療を受けている歯医者さん。みんなもともと話すのが好きな人ばかりだったのかもしれないけど、ほんとうにびっくりするほど楽しそうに喋ってくれました。

自分のことを話すのが苦手なわたしは、会話において「聞き役」に回ることが多いので、この本の内容を実践することはそれほど難しいことではありませんでした。
でも、時には2時間もこの方法で聞き役を続けているうちに、「聞いてばかりでいいのか?」という気持ちが沸々と湧いてきたのでした。

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「ことばの焚き火」で推奨しているのは「会話」ではなく「対話」。「対話」は、場に言葉を出していくので、「話し手」「聞き手」のような役割はありません。一人一人勝手に呟いているようなイメージなのだそうです。

想像すると、ちょっと不思議な空間ですよね。

特に、試してみたいなと思ったのは、対話を誘う「枕詞」。

「とりあえず出すと……」
「いま聴いていて、自分が感じたのは……」
「自分のために出すんだけど……」

対話で自分の思いを言葉にするために、こんな枕詞が紹介されているのですが、こんな風に言うと、ゆっくり自分のペースで言葉を出せそうでいいですよね。

自分の内側だけを見て、言葉を発する。

案外、そういうことをちゃんとしたことがないことに気づきました。

Iさん、ありがとう!!


気になった方はこちらのnoteも


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4月スタートのライティング・ライフ・プロジェクト第2期は、定員により募集を終了しました。ありがとうございます!

https://note.com/nuts0828/n/nefed781e594a

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