『反応しない練習』～ムダな反応をやめたらもっと自分が自由になる～

悩みが無くならないのは、「自分の心が見えない」から。自分の心の状態を見て、ムダな反応をやめたら悩みから解放される。

■反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」/草薙龍瞬
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■この本の問題提起
・「悩み」を解消できない人が多い
・悩みを根本的に解決できる方法を知らない人が多い

■WHY（なぜ）
・なぜ悩みから抜け出せないのか-「自分の心が見えない」からモヤモヤしてしまう
・なぜ悩みがうまれるのか-心がつい反応してしまうから

ex.）以下のような心の反応によって「悩み」が生まれる
・朝の通勤ラッシュで「今日も混んでいるな」とゲンナリする：憂鬱にさせる反応
・心ない相手の態度にイラっとする：怒りを生む反応
・大事な場面で「失敗するかもしれない」とマイナスな想像をする：不安や緊張を生み出す反応

■WHAT（筆者の意見）
◎反応しない練習をする：ムダなことに反応しない練習をすればすべての悩みを根本解決できる

◎反応しない練習とは
・ブッタの教えである「無駄な反応を止めることで一切の悩み・苦しみを抜ける方法」を身に着けること

◎練習①心の反応を見ること
・「座禅」やマインドフルネスなどをすると心の動きがよく分かる

◎練習②合理的に考えること
１言葉で確認する：悩みは無くそうとしない、「理解」する
・「悩みがある」と言うことは、「悩みには理由がある」。だからこそ「悩みには解決策がある」
・なぜ悩むのかを理解できれば、解決策が見つかる

２感覚を意識する：心の内ではなく、心の外の体の感覚に意識する
・「満たされない心」に対して、心とはそうゆうものだ、心とは求め続けるものだ、と理解しておく

３心の中の、貪欲・怒り・妄想を知る：人間の三大煩悩の存在を意識する
・自分の心が動いた時に「欲が働いている」「怒りを感じている」「これは妄想だ」など自分の反応に貪欲・怒り・妄想がないかを観察してみる


◎実践編①：判断しない
・「今日はついてない」「失敗するかも」などの予測を勝手に判断しない
・この人は良い人、悪い人など勝手に判断しない
・判断した時に「あ、判断した」と自分の心と向き合う。もしくは「あくまで判断だけどね」と自分への気づきの言葉を付け加える

◎実践編②：自信をつける
・「自分を否定してしまう」判断は、自分自身を否定することで承認欲が満たされず「怒り」を生み出す
・自分を否定する判断に打ち勝つには自信をつけることが大切
『自信をつける方法』
①やってみる：「自分には出来ない」「迷惑かけるかも」なんて妄想に反応せず「とりあえず、やってみる」ここが大事☆
②体験を積む
③ある程度の成果を出せるようになる
④周囲が認めてくれるようになる
⑤「こう動けば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる

■マイエピソード
わたしは、元々、負けず嫌いで、失敗したくないタイプでした。
その為、自分に出来ないかもと思ったことは行動せず、笑われそうになったら言い訳ばかりしていました。
失敗しても、笑顔で周りに対応できている子を見て、うらやましく思いながらも、わたしには出来ない。と思っていました。

いまは、子どもを産んで、自分が死ぬまでに「家庭料理でアレルギーをケアする専門家として、アレルギーのない世界にする」と言う自分の人生の使命を考えることが出来ました。その使命を考えたら、今の自分が失敗することすごくちっぽけなことに感じ始めて、そこから自分の意見や、自分の想いを書いたり、話したりすることが出来るようになりました。
これは、「心の内」から「心の外」に目を向けられたからだと思います。

でも、まだまだ子どもに怒ってしまったり、行動できずに逃げていることも多くありました。この本を読み、改めて「心が反応している」だけのことだと感じました。自分の煩悩で悩みをつくっていた。人間とは本当に賢さゆえに不器用な生き物。

■家庭でできること
わたし自身が実践しようと思うことを参考で書かせて頂きます！

・旦那や子どもに怒ってしまう！
→旦那や子どもに万が一のことがあったらと言う妄想から怒りが来ていないか？
→自分の勝手に判断した「期待」したことから外れたがゆえに怒りが来ていないか？

・自分は何も役に立っていない
→働きながら子育てするママや、活躍する個人事業主に対してうらやましい、自分は何も出来ていない。と悩むのは「やってみる」を恐れているからでは？

■明日からやること
・「心の反応」に意識すること
・「とりあえず、やってみる」を試してみること

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