引越し、思い出達との別れ

前回、新しく住む賃貸を見つけたことを書きました。
1か月先の引越し日も決まり、今の家から何を持っていくかを分別していきました。

悩みましたが、持って行くものは必要最小限のものにし、
それ以外のものはすべて持ち家を買い取った不動産業者に処分してもらうことにしました。

結婚式で使った花束(ドライフラワーにして保管)、2人でデートをした時に撮った写真、妻、子ども達の衣類や靴など、わずかながらに残っていたものもすべて処分しました。

ただ、どうしても捨てられなかったものがあります。
それは長女と長男それぞれの、生まれてから入院中に書いた育児日誌と、長女長男の保育所で作った作品集です。

これだけはどうしても捨てられませんでした。
ただ、次の賃貸に置いておく場所もないので、これらは私の両親にお願いし、実家に置いてもらうことにしました。

家具家電は、ほぼすべて一人暮らし用のものを買い直しました。
使っていたテレビや洗濯機はちょうど壊れて1年前に買ったばかりだったのですが、ファミリータイプの大きいものだったので、持っては行けず、
これらも処分してもらいました。

新しい家具家電を買いに行くのもしんどかったです。
これから家を手放し、本当に一人で暮らしていくのだと思い知らされます。

子ども達が飛び跳ねて遊んでいたソファ、ベッド、ブロックやおもちゃの一部…
シールやお絵かきをした紙など…
これらもすべて処分します。

小さなものは、一人で涙を流し、泣きながらゴミ袋に詰めていきました。
この作業は精神的にも体力的にも本当につらかったです。

家を売ったお金は財産分与で半分は渡すわけですから、
「お金が欲しいんだったら手伝いに来てよ」
と思いながら作業していました。

家の隅から隅まで、家具家電、子ども達の靴や衣類、おもちゃの一部やシールまで、思い出が詰まっています。
処分することを思うと身がひきちぎられそうな思いでした。

そんな中で身も心もボロボロになりながら引越しをしました。

そして第2回離婚調停の準備も並行して進めていきました。

次回に続きます。

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