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夜にゆっくり読んでほしいnote

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自分が書いた中で、夜にゆっくり読むのが合いそうなnoteたち。
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2020年5月の記事一覧

カバ子先生の話。

中学生のころの話だ。

昔の記憶になればなるほど覚えていることは少なく、彼女を思い出したのは突然だった。お世辞についての文章を読んだとき、ある記憶の扉が急にパタンと開いた。

「先生も、お綺麗ですよ」
「ありがとう。お世辞を言えるのはこれからの社会で大事だよ。」

そのとき先生がどんな表情をしていたのか、いくら思い出そうとしても思い出せない。

中学生の頃、「カバ子」というあだ名の女性の先生がいた

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言葉は、時間差の魔法みたいだ。

言葉は、時間差の魔法みたいだ。

当時言われてピンとこなかった言葉が、時間を経てじわじわ効いてくることがよくあります。よくあるというか、そんなことしかない人生な気がしています。

就活生時代から、アドバイスチックな言葉をたくさんもらってきました。社会人になってからも、マインド・スキル両面において豊かな言葉をもらってきました。

「背伸びしなくていい。目の前のことに集中して取り組むこと。」
「走りながら考える、でいいんじゃない。」

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