見出し画像

【完全公開はnoteだけ!!】あっという間にすぐ書ける!多尿のらくらくアセスメント

更新2024.5.5


「あっという間にすぐ書ける!○○のらくらく系アセスメント」は、誰でもすぐに質の高いアセスメントができる様に作成しています。アセスメントに関する詳しい内容はなんでなんだの看護過程ガイドブックを参照ください。また、もっと楽々コピペで立案!○○の看護計画やサクッとまるわかり!○○の看護診断と一緒に使うとより効果的にご活用いただけます。

【試し読み】-看護実習のすべてがわかる!-なんでなんだの看護過程ガイドブック
※試し読みではアセスメントの項目は読めません。

コピペでかんたん立案!標準看護計画一覧【検索用】

サクッとまるわかり!疾患別看護計画一覧【検索用】

多尿を評価する領域

ゴードンの機能的健康パターン:排泄パターン
ヘンダーソンの14の基本的欲求:身体の老廃物を排泄する

多尿とは

多尿とは、尿が成人であれば3000ml(3L)/日以上、年長児は2000ml/m2/日以上、乳児期は400ml/日以上出る場合を言う。(m2=平方メートル)

多尿の分類
大きくは水利尿と浸透圧利尿の2つに分けられる。
-水利尿:水分が多い尿
-浸透圧利尿:溶質が多い尿

尿の生成
※詳しくは以下を参照してください。
1日にどれくらいの尿が生成されるの?|尿の生成 看護roo!

ろ過、再吸収、分泌: 尿生成の3つのステップ VISIBLE BODY

抗利尿ホルモン 看護roo!

下垂体後葉ホルモン|内分泌 看護roo!

アルドステロン | 看護師の用語辞典 看護roo!

多尿に必須の情報収集項目

多尿の原因
-水利尿
・中枢性尿崩症(ADH分泌不全):続発性(外傷、脳腫瘍、脳炎、サルコイドーシス、白血病など)、遺伝性(家族性)、特発性
・腎性尿崩症(ADH不応症):後天性(低カリウム血症、高カリウム血症、水腎症、多発性硬化症、アミロイドーシス、嚢胞腎、鎌状赤血球貧血症、薬剤など)、遺伝性(家族性)
・水分過剰(多飲症)
-浸透圧利尿
・溶質負荷:糖尿病、浸透圧利尿薬、急性腎不全の回復期、高蛋白食、経管栄養、高カロリー輸液など
・Na吸収障害:腎不全(ネフロンの障害)、利尿薬、間質性腎炎
-水利尿と浸透圧利尿
・間質性腎炎のNa吸収障害

排尿状況、排尿状況の変化

体重の変化(減少)

水分出納バランス

多尿の随伴症状の有無と程度(皮膚や粘膜の乾燥、口渇、多飲、食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、体重減少、倦怠感、めまい、疲労感、頻尿、ストレス、不眠など)

多尿に関する検査データ(尿検査(尿糖、尿比重、浸透圧など)、血液検査(電解質、血糖、浸透圧、ADHなど)、腎機能検査(クリアランス試験、PSP排泄試験など)、バゾプレシン負荷試験、水制限試験

多尿に対する治療の有無(輸液療法、薬物療法)

多尿に対する治療の効果

多尿に対する患者や家族の反応

多尿のアセスメント定型文

アセスメントの基本的な流れと書き方

アセスメントの基本的な流れと書き方は次の様になります。
1.患者の状態の判断
【患者の情報】から患者の状態は適切ではない・異常である(正常ではない)。

2.根拠の記載
判断した患者の状態は【判断した根拠や理由】によって生じている。

3.実在型問題の記載
現在、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

現在、【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【実在型】の看護問題が起きており、【実在型】の看護問題を挙げる。

4.今後の見通し、リスク型問題の記載
今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】により
【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

今後、患者の【適切ではない・異常である(正常ではない)状態】の随伴症状により【リスク型】の看護問題が起きる可能性があり、【リスク型】の看護問題を挙げる。

作成の方法

・1~4をつなぎ合わせてアセスメントを作成してください。
・【 】の中には具体的な内容を記入するか、項目の中から選択してください。
・( )は表現の言い換えになります。両方または使いやすい方を選択してください。

1.患者の状態の判断

■患者の状態
Aさんは【いつから】、【多尿になった状況を記入】となり、【多尿になってから現在までの経過を記入】。現在は【多尿の詳しい症状を記入】である。また、多尿に伴う【皮膚や粘膜の乾燥、口渇、食欲不振、悪心・嘔吐、多飲、便秘、体重減少、倦怠感、めまい、疲労感、頻尿、ストレス、不眠など】の随伴症状が見られている。

検査データは、【異常な検査データ記入】が異常な数値を示している。

(多尿に対して肯定的な意見の場合)
Aさん(Aさんの家族)は多尿について【患者の反応(家族の反応)】と話しており、【多尿の全体または一部(具体的に)】を肯定的に捉えている。

(多尿に対して否定的な意見の場合)
Aさん(Aさんの家族)は多尿について【患者の反応(家族の反応)】と話しており、今の状態に対して【辛さ・苦しみなどの感情】を訴えている(吐露している・と思っている)。

■介入の有無
現在、多尿に対して【治療、ケアなどの対策】が行われているが効果は十分でない。(多尿は続いている。)

現在、多尿に対して【治療、ケアなどの対策】が行われており【効果を具体的に記入】。

現在、多尿に対しての治療やケアは行われていない。

■適切・不適切の判断
(ゴードンの場合)
これらの事から、多尿である現在の状態は適切な状態とは言えない。
(ヘンダーソンの場合)
これらの事から、多尿である現在の状態は異常な状態である。(正常な状態とは言えない。)

2.根拠の記載

ここから先は

3,851字 / 2ファイル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?