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第2回とびしまナース・リトリート モニターツアーが行われました!


はじめに

今回もたくさんのみなさんの応援のおかげで、9/11-13の日程で第2回とびしまナース・リトリート モニターツアーを開催することができました。
最終日には地域のおばあちゃんたちとのおかず作り会のオプションに参加され、延泊いただいて3泊4日のツアーとなりました。
今回も写真たっぷりでのレポートです!

募集要項はこちら↓
【医療介護従事者・必見!】第2回とびしまナース・リトリートツアー(モニター版

久比(くび)へご到着!

今回の参加者はみなさん東京から。新幹線からバスに乗り換え、とびしま海道の景色をゆっくり味わいながらのご到着。
バス停までお出迎え。

久比へご到着
海沿いから集落の方へ
ツアーの拠点へ到着!

初日のテーマは「重荷を下ろす」。


チェックインでは、弊社が開発に取り組んだアプリの説明やスマートウォッチの装着も。

アプリの操作方法をご説明。
滞在期間はスマートウォッチをお試し。

時間になるまでは、のんびり大自然を味わっていただき…そのあとはまめな食堂シェフによる、お待ちかねの夕食!
参加者同士の自己紹介やアイスブレイクも兼ねています。ここでの出会いが互いに励まし合える関係につながることを期待して…

美味しい夕食はツアーの目玉のひとつです。

食後はみなさんのこれまでの人生の歩みや、ナースとしての想い、今立ち止まって考えたいことなどを分かち合います。
ナースになったきっかけは人それぞれですが、みなさん素敵なエピソードをお持ちです。

キャンドルとランタンの光でリラックスしながらおしゃべりタイム。

みなさんのお話が興味深く、いつまでも話していたいような気持ちでしたが、翌日のプログラムにそなえ、最後に聖書の1か所を読んでこの日はお開き。

テーマの「重荷を下ろす」はマタイの福音書からの引用です。

2日目はもりだくさんのインプットデイ!

朝は尿検査でご自身の栄養状態をアプリでチェックいただくところから。
その後、弊社代表 深澤からNurse and Craftの取り組みに関してのお話、担当スタッフ 吉田からのIOT事業のお話や、尿検査アプリで解析した、ゲストのみなさんの栄養状態の解説などが続きます。

ゲストからの質問も交えながらのお話。

堅苦しい雰囲気ではなく、ゲストと双方向でコミュニケーションをとりながらお話は進んでいきます。

一見難しそうなIOTのお話も和やかな時間でした。

せっかくの大自然、お部屋のなかだけではもったいないので外へおでかけ。私たちの取り組みの舞台、久比をご案内。

まめな施設やN&Cの取り組みを実際の現場でお話しました。

あっという間に午前中が終了し、お昼ご飯の時間に。
お昼にはまめな食堂で、豊町の自治会長さんご夫妻やまめな代表理事も参加し一緒に交流のお時間を持ちました。
今の時期はみかんには早いのですが、冷凍デコポンをご馳走いただいたり、新種のレモンをプレゼントいただきました。

みなさんのお話はそれぞれとても興味深い!
こちらは「璃の香」という新しい種類のレモン。

昼食のあとは、まめなの梶岡代表理事に、みかん畑に連れて行ってもらいました!
まだ収穫の時期ではないのですが、摘果を体験したり、無農薬、無肥料での柑橘栽培の取り組みのお話を聞きました。農薬や化学肥料を使わず、植物の植え合わせで元気で美味しい柑橘をつくる方法を試行錯誤しているとのこと。一緒に育てるには豆類がいいそうです。
自然界には無駄なものなんてなくて、お互いに支え合い、それぞれが元気に生きられる、美しい世界は実現できるんだと大いに励まされました。

梶岡さんからの有機農業の取り組みのお話。
ゲスト同士でも助け合う姿が素敵でした。
みかんが色づくころには黄金色に染まります。

柑橘畑から集落へ戻り、今度は地域のおばあちゃんのうちにお邪魔しに行きました。手作りのおかずやフルーツポンチ、お菓子など、たっくさんのもてなしで大歓迎してくださいました!
ご家族を介護したお話や、地域の昔話などここにずっと住まれているからこそ体験できる暮らしのお話をたくさん聞くことができました。
おばあちゃんは恥ずかしがり屋さんだったので写真はありませんが、私たちの取り組みは、地域の方々なくしては成り立たないことを実感する機会となりました。

おばあちゃんのおもてなしの品々。
ゲスト撮影
おばあちゃんが磯で獲って煮てくれたニイナ(貝)。食べ方も教わります。
ゲスト撮影

おばあちゃんのところから帰ったら、今度はまめな食堂シェフによるお料理教室の時間。尿検査アプリで明らかになった足りない栄養素を使ったメニューをみんなで作ります!
ラッキーなことに、この度は美味しい地魚が手に入ったとのことでお魚の味比べをすることもできました。

プロのシェフから習うお料理はマネしたいコツがいっぱい!

瀬戸内のお魚、ひじき、手作り豆腐など地域の新鮮な食材を使って、おうちに帰っても作れるものを教わりました。

いかにも美味しそうなお魚たち。
大ご馳走ができあがりました!

大満足の夕食のあとは、まめなの庭で焚火タイム。
火を見つめ、ゆったりとした時間のなか、今日1日のことを振り返ります。

炎を見つめながらのお話は、深い語りにつながります。

こちらに来られてからの、たくさんの体験や出会いによって、多くの学びや気づきを得ていただいたようです。それをみんなで分かち合うことで一層深い気づきになります。
火を見つめつつ語らい、時には美しい星空を見上げながら、まだ晩夏の空気を残した夜は更けてゆきます。

焚火の空は、満点の星空。

2日目はNurse and Craftが目指す「良き隣人」の出典であるルカの福音書を分かち合って、お開き。

3日目は、地域のみなさんとのおかず作り会!

本来ならこれでプログラムは終了、出発なのですが、今回からは地域のみなさんと我々が月1回開催している、持ち寄り野菜でおかずを作って食べる会(通称おかず会)にも参加できるようにオプションを用意しました。
久比のみなさんは、敷地内に農床(のうとこ)という、自分たちが食べる野菜や果物などを育てる畑を持っています。おかず会にも農床で採れた野菜を持ち寄っておかずを作るので、朝いちばんに農床にお邪魔して、お野菜の収穫体験をさせていただきました。

きゅうりが隠れているのを教えていただいています。

きゅうりやナス、トマト、ゴーヤ、オクラ…たくさんの夏野菜にゲストは大興奮!
「東京ではこんなに新鮮なものは食べられない!」
高いお金を出して買っても、採れたての野菜のおいしさにはかないません。自分で育てたらきっともっと美味しいのでしょう!

おなすが採れた!
採れたてのみずみずしいお野菜たち。

たくさん収穫させていただき、台所へ持って行きます。
地域のみなさんもご自身の野菜を持ち寄って、手際よく支度してくださっています。

採ってきたきゅうりを水で丁寧に洗って…
塩を振ったそうめん南瓜を絞って水切りしているところ。
みんなで手分けして仕事します。
煮炊きにはかまども使います。

採れたていちじくの差し入れで休憩。熟してとっても甘い!

おばあちゃんがみんなにふるまってくれたいちじく。
木で熟したものを、採れたてでいただきます。

テーブルが整いました。みんなで集まって「いただきます」。
今日のメニューは、ポテトサラダ、もぎたてミニトマト、そうめん南瓜ときゅうりの酢の物、ゴーヤ佃煮、いりこと豆腐・野菜たっぷりの味噌汁、炊き立てご飯。おかわりはたっぷりあります。

今日のメニュー。お皿に乗り切りません!
老いも若いも、男も女も、みんなまぜこぜで仲良くいただきます!

地域のご高齢の方々は一人暮らしの方も多く、ひとりでは進まない食事も、みんなで食べれば美味しく楽しく品数も多く、もりもり食べられます。

食後もみんなでおしゃべりしたり、ゆっくりしたり…午後の時間を楽しんで解散です。
ゲストも十分楽しまれ、その日はおまけののんびりした一日でした。

最終日…

最終日は、スマートウォッチでモニタリングしたデータを解析し、ご自分の睡眠状況を確認したり、弊社のご利用者様がこのサービスをどうやって活用されているかなどのお話を聞いて、チェックアウト。

ご希望があったので、最後のフリータイムには隣の豊島での訪問看護にも同行。ご利用者様やご家族とコミュニケーションをとっていただいたり、島での療養生活の実際を見たり。最後までたくさんの取り組みを見ていただきましたが、これでもまだまだ伝えきれていないことがたくさんありました。

ゲストはこの後、広島の原爆ドームや平和公園などを見て帰られるとのことで、バスで島を後にされました。

参加者の声

”生産者のお話も聞きつつ、実際の畑の様子が見れて貴重な機会だった。地域のおばあちゃんの歓迎がとても嬉しかった!”
”短期間でしたが、地域の方々の生活に加わることで通常のツアーでは味わえない体験ができました。自然にも大いに癒されました!”

おわりに…

回を増すごとにボリュームたっぷりになってしまうレポートですが、振り返ってみて、色んな方々に支えられ実施できたツアーだったなと感じます。協力してくださる方が少しずつ増えてきて、それがますますツアー体験者に対する魅力になっているように思います。
季節も違えば関わる方々も全然違う、同じツアーは二度とありません。
みなさんも是非、そんな我々の取り組みの舞台に遊びに来てくださいね!

現在、11月のモニターツアーの参加者を募集しています!
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これから冬にかけて美味しいみかんが待っています!

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