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孤独との付き合い方

こんにちは、元看護師Aです。

私は孤独を感じることが多く、また孤独感について考えることも多いので今回は考えを記事にまとめてみました。

家族や恋人、友人らと過ごすことで孤独感を紛らわせることはできますが、本当の意味で孤独から逃れられる人はいないのではないでしょうか。
人とのつながりが多い人は孤独を感じる時間が少ないだけで、孤独な人はそれが表面化して浮き出てくるだけに過ぎません。

”孤独”とは手ごわい敵のように思えますが、孤独な瞬間はどの人にも訪れるものであり逃れることはできないものなら、紛らわせるのではなく、封じ込めるのでもなく、うまく付き合っていくしかないんだ、と思うようになりました。
うまく付き合っていければ、もしかしたら孤独な時間も悪くないのかもしれないしれません…。

孤独との付き合い方も人それぞれだと思います。
結論から言うと、孤独を感じないようにするのは一人では無理だと思います。
もし一人でいることが寂しいのなら他のことをしても根本的には孤独感は解消されないでしょう。
孤独は人と関わることでしか満たされない感覚だと思います。
ただし、「暇」「退屈」「満たされない気持ち」「孤独感」「寂しさ」「構ってほしさ」「虚無感」「自分よりも楽しような相手が妬ましい」というような感情や感覚はどれも似ているようで若干違うので、自分の中でどれに近いのか区別しなければいけません。


孤独を感じたとき、寂しさが付きまとうときは、
誰かに甘えたり頼ったり”正しく”構ってもらうことで孤独感は薄まります。
しかしその時は、相手とTPOを選ばなければいけません。相手に迷惑をかけずなおかつ自分が傷つかないためにです。
相手は話を聞いてくれるのか、今話して大丈夫なのか、否定されたりしないか、など。
甘えたり構ってもらえる相手がいない人は何らかの形で人とのつながりを作ったほうがいいでしょう。(簡単なことではないですが)
また、それらが出来る相手は1人ではなく、出来るだけ多いほうがいいでしょう。話を聞いてもらったり、遊ぶ相手を分散させることで相手の負担にもなりにくく、自分も都合よく充足感を感じることが出来るでしょう。
1人に依存するのではなく、安全基地を持ち依存先を多く持つことが孤独を感じる時間を少なくする方法ではないだろうか。

安全基地とは…安心感や心地よさが保証された環境。心の拠り所。
心細いとき、そのことを素直に話せて、頼ることができる人のこと。安全基地に頼ると、安心したり、もう一度やってみようと思ったりできる存在。

よく他人で自分を満たそうとしないことが言われますが、
本当に孤独感が強いなら一人で何をしても孤独感が解消されることはないと思います。
他人で自分を満たさないで一人時間を有効活用した方がいい人は、ある程度人とのつながりがあって孤独感ではなく暇を持て余していたり、退屈と感じている人だと思います。普段人と遊ぶだけで趣味などがない人は、趣味や勉強、ひとり旅など一人時間を有効活用すれば生活をより充実させられるでしょう。

人との関りの他に、記憶つまり思い出も大事だと思います。
幸福な思い出が多くある人は一人になっても思い出すことで孤独が和らぎ、幸福な思い出が少ないまたは嫌な思い出が多い人は和らげる思い出がないので孤独を感じやすいのではないかと考えています。(なお主観)
なので、日ごろから適度に人とのつながりを持ち、孤独感が和らいだら一人時間も楽しみ、ゆくゆくは高齢者になっても思い出に包まれたらいいなと思います。

最後に、
寂しい感情や孤独感は悪ではありません。
寂しいのは人との関わりが減少している証拠であり、心のサインなのです。
繰り返しになりますが、相手とTPOを選べば、相手に迷惑をかけず、自分が傷つくこともなく甘えたり頼ったり構ってもらい充足感に包まれるのでぜひ友人や恋人、家族に甘えてみてはいかかでしょうか。
甘え方がわからないという人も多いと思いますが、小さなことから始めてみるのをオススメします。
例えば、たまには愚痴を聞いてもらう、自分都合の予定に付き合ってもらう、通話で何気ない話をする、寂しいと言ってみる、頑張れば出来るけど自分の余裕を作ると思って頼み事をしてみる…
など自分の思う小さなことから始めてみてください。

甘えるという能力は使えば使うだけハードルが下がって、逆に使わないと衰えてハードルが上がっていく能力なので、なんでも自己完結、完璧主義の方はいざというときにも甘えられなくなってしますので、少しずつ小出しにして使うのがいいと思います。ぜひ甘える練習をしてみてください。


以上、私が考える孤独との付き合い方と孤独関連のお話でした。読んでくださった方々の孤独感が少しでも薄まりますように。それでは。

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