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『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』

去年の4月、緊急事態宣言下での77職種それぞれの日記。
人の日記って面白い。
各々思いの丈を綴っているが、いやぁ、いろいろありますよね😅💦
悲惨なのはもちろんなのですが、その中で新しい自分の可能性や課題を見い出せた人、世界平和を願う人、分析する人、励まし合う人、正直ほとんど何も変わらない人…色んな人に出会えました🙂

コロナ禍ではコロナ観なんて価値観も生まれましたが、コロナ観に正しいも間違っているもない。同じ事象でも、異なる人が異なる方法で体験、又は見聞きすれば、そりゃ感じ方も違う。
でも、時々あれ?この人ってこんな人だっけな?とか、なんか変わったななどいろいろ考えてしまいますよね😅💦
私自身もコロナ観に関しては友だちとギクシャクして疎遠になってしまってショックです…😭

でも、また仲直りできるor新しい出会いがあると信じたい🙏✨

人の本質が浮き彫りになるこんな世の中だけど、逆を返せばこれ以上繕いようないじゃんね!
婚活ますます頑張りたい!でも、人と出会いにくい世の中…😭

あと、お仕事辞典としても参考になりました!
特に、ゴミ清掃員と歯医者さん、辛そうだ…😣💦
医療従事者が大変なのはもちろんなのですが、人が出したゴミ(飲みかけのペットボトルや鼻を噛んだティッシュなど)触るなんて危険すぎるし、人の口の中にアプローチするのも危険すぎる😵😵😵💦
もっと彼らをメディアで取り上げて欲しい。
それを言い出したら、他の職種も何かしら危険でキリがないのだが…


来年の春こそはお花見がしたいな🌸
出口がなくて、先が見えないですが、歴史を見ればチフスだとかコレラだとか人間は乗り越えているようなので、私たちもいつかはきっと…と信じたいです🙏✨

♡こころの付箋♡
p31政治への怒り、誰かを心配すること、見知らぬ人に不要な攻撃心を持たずにいること、日々を楽しく過ごすこと、全てをきちんと分別しながらどれも大切にできるように生きたいけど、ちょっと放っておくとすぐに混ざってぐちゃぐちゃになってしまう

p50どちらかと言えば協力するべき人間同士なのに、なんだか緊急事態宣言が出る前から1週間ごとに倫理観や正義が変わっているというか、社会や経済への影響だけでなく、精神という意味ではまさに人間の内部にまでコロナウイルスが入り込んできている感じがする

p206命は自分のものではない。子宮から墓場まで、過去も未来も、我々は他者と繋がっている。全ての罪が、あらゆる善意が未来を作る

p243海外だって完璧に補償されている訳ではないのに誰もがきっちり自宅生活を送っているのは自分が社会を守るのだという市民感覚の違いなのかなとぼんやり感じる。身内は必死で守るのに一歩離れた他社の生活や生命や財産に対してはどこか冷酷になる。社会を守ることが自分を守ることになるという感覚の欠如。空気は守るのに人は守らない。

p289人間の中には軽蔑すべきものよりも、賛美すべきものの方が多くある『ペスト』

p337新型コロナによって、それぞれが元々持っていた何かの輪郭がぐっと濃くなって見やすくなった


『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』


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