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「裁縫」は母と繋がれるツール

「布あそび子」と名乗っているけれど、決して裁縫が得意なワケじゃない。

高校時代。
制服のスカートを短く切った。
「千鳥がけ」を母から教えてもらって、渋々自分で裾に千鳥がけ。

あれから20年以上も「千鳥がけ」が活かされる場面はなかった。

裾上げテープなる便利なモノがあるおかげで、わざわざ針と糸を使ってチマチマと千鳥がけなんかしなくても良かった。

そんな私も母になり。

今年中学生になった我が子。

制服のズボンがやってきた。
裾上げしなきゃな。
子供の成長に合わせて裾を出していきたいから、裾上げテープは使わない方がいいなと判断。

母から教わった千鳥がけが蘇る。

だけど自分の生活の中で、全然出番がなかった千鳥がけだから、縫い方がわからなくなっちゃってて。

でももう母には聞けない。

ありがたいことにYouTube先生に助けてもらう。
便利な世の中。

でも本当は母に聞きたかった。

え〰︎面倒くさ〜い。

とか言いながら、渋々教えてくれる母の姿が想像できた。

私にとって「裁縫」は、母と繋がっている感覚にさせてくれるツール。


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