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雑文集

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ブログやnote、ツイッターに書いたあれこれのアーカイブ。
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記事一覧

20240324

ツイッターで人気のネタアカウントなどを見て、ひとつもおもしろく感じられないことがまあまあある。でもそれをあえて口にすると、「俺、人とは違うからさ」と履き慣れない個性をさも愛用品のように身につけて颯爽と歩く大学生みたいで恥ずかしいから黙ってるんだけど、まあ、つまらないよね。

20220727

メガネを新調してガッツリ視力を補正したのだけど、ネットを見たり本を読んだりするのは以前の度数がちょうどよくて、家では古いほうを掛けている。するとつい、出掛けるときにも古いメガネのままになることが多くて、なんのために新調したんだろうと思っている。

20230611

きょう出掛けているときに聞こえてきた会話で興味深かったのは、大学生くらいに見える女性二人組が「ZARAって高いよなあ」「うん、ZARAはいいわ」と話していたことだった。もちろん金銭感覚に個人差はあるし、学生時代はとにかくお金がないものだけど、今はZARAが高いと言われるんだなあと思った。

20230517

こんばんは。Steady&Co.世代です。 Steady&Co.世代であり三木道三世代でありB-DASH世代です。 Steady&Co.はアルバム『CHAMBERS』を1枚出しただけの限定ユニットだったけど、00年代の日本における音楽の流行りというか、社会の空気感をギュッと詰めた音楽だったような気がする。いま聞いてもカッコいいと思うんだけど、それは当時の僕が熱心に聞いていたからかもしれない。 みんなで聴こうぜチェンバース!

20230118

僕がここに書く話は、必要最小限の虚構を混ぜることはあるけれど、概ね事実のことだ。しかしその事実には当然、僕の主観が多分に含まれている。むしろ僕の主観でしかないと言い切ってもいい。ゆえに種々の不遇に関しては、端からみれば明白な瑕疵が僕にあるのかもしれない。にしても! とは思うけど。

20221113

夕飯の買い出しに行ったスーパーマーケットで、おっぱいの小さな青山ひかるみたいなひとがいた。鮮魚売り場に。野菜売り場に。調味料売り場に。行くところ行くところ、そのひとは買い物カートを押していた。買わなければいけないものを忘れずに買えた僕は、けっこう頑張ったんじゃないかと思う。

20221115

スーパーマーケットで荷物を詰めていたら、隣のお婆ちゃんに「お兄さん、これあけて」とレジ袋を渡された。「いやあ、僕もできるかな」と、指先が乾燥ぎみの僕はプレッシャーを感じた。すると指先は汗で少し湿り、一発で開けることができた。立ち去る僕の背中は、幾分か誇らしげだったことだろう。

20210412

何かを読み直そうと、本棚から適当にパタパタ引っ張っていた。見覚えのない装幀の本があった。きれいなデザインだと思った。「カバー装幀 和田誠」とあった。読み始めると、とてもおもしろい。ええセンスしとるで、これ選んだん君か?と思わず褒めた。僕の選ぶ本は、ドンピシャで僕にハマる。 (このツイートは確か、丸谷才一の『笹まくら』(新潮文庫)のことだったと思う)

20221110

今年に入ってから(たぶん今年に入ってから)、新潮文庫の「村上柴田翻訳堂」シリーズを読んでいるんだけど、どれも本当におもしろい。他にも読みたくて買った本がいくつもあるのに、ついついこちらのシリーズから出ている本を開いてしまう。 ただあれなんですよ、このシリーズ。すでに書店どころかネットですら入手しづらい小説が出始めているんですよね。『宇宙ヴァンパイアー』とか『チャイナ・メン』とか。売れなかったのかな。俺、まだ買ってないんだけど。 定価800円くらいの文庫本が、2016年に出

20221025

近所のスーパーマーケットへ行くのでもない限り、出掛けるときは文庫本を鞄に入れていくのだけど、あの日の僕はプールの帰りにバスタオルが濡れるという事実をすっかり見逃してしまって、濡れたタオルと文庫本の相性の悪さを目の当たりにすることとなった。ちなみに、プールで本を読むことはなかった。

20220916

きのうの夜からすっかり落ち込んでしまって、ネガティブな思考が身体の隅々にまでまとわりついていたのだけど、しっかり寝て、優れた短篇小説をいくつか読み、簡単ながらも台所に立って料理をしていたら、窓の隙間からポジティブな空気が吹いてきたような気がする。ありがとう、ゴーヤとカーヴァー。

20221002 オリックスが優勝した日

きょうの何がいちばん嬉しかったかといえば、比嘉が投げ、打たれたものの勝ちきったことだ。2014年、ホークスとの優勝を懸けた一戦。同点の場面でサヨナラヒットを打たれ、優勝を逃したマウンドに比嘉はいた。そしてきょうも、同点の場面に比嘉はいた。彼は打たれた。しかしチームは、優勝した。 2014年と同じ10月2日、まさにその現場にいた選手が投げ、しかも打たれたときに、僕は今年のオリックスのすべてを観た気がして不意に泣きそうになった。それは同点の場面で比嘉をマウンドに送り出した、中嶋

20220706

小説でも映画でも絵画でも写真でも(まあ何でも)、それを素晴らしいと感じることと、その素晴らしさを読み解くことは、似て非なるもののような気がする。月に裏側があるように、感動と分析はセットなのかもしれないけれど、僕らは月を眺めてその裏側まで想像することを、当然だとは考えていない。

20100708

アイスコーヒーにちっちゃい虫がダイブした。よっぽど辛いことがあったんだろうな、と慈悲の心で取り出した。