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リモートワークが、そんなにすぐには実現しない理由。

「7割リモートが望ましい」と。

2021年1月7日からの緊急事態宣言(1都3県)で、改めて「お願い」が出ました。しかし、いま以上浸透する気がしません。

一部の大企業と判断の早い(ようにみえる)IT企業では2020年の緊急事態宣言の時に"New Normal" と称してリモートワークを原則とする就業形態にシフトしてしまってます。

しかし、2020年の時は何が何だか分からないまま、とりあえず会社来ないっていうだけのなんちゃってリモートワークで流してしまった多くの会社(大小問わず)は緊急事態宣言の解除とともに元に戻ってしまっていた印象があります。//あくまで印象です

そして2021年のはじまり、世の中(といっても1都3県)で「もう一度リモートワークを」と言ってみたところで、すでに"New Normal"な会社も「なんちゃって」だった会社もこれを契機に就業形態が変わる気配を感じません。//感じないだけかもしれませんが

リモートワークの導入はお金も時間も膨大にかかる

ってご存じの方はどのくらいいるだろうか。いや、この一年で結局"New Normal"に行けなかった会社の経営陣とか総務・人事・経理系の皆さんはよくお分かりなのではないでしょうか。

通勤手当の扱い。切替とか精算とかきっちり対応するの悪夢ですよね。

就業規則の改定。フレックスとか今から考えるとあっという間に一年経ちそうです。

とかとか、挙げると際限ないのだと思います。しかし、この辺は考えてみて「大変だ」って言ってくれる人はどこの会社にもいますよね、普通。それよりも訳が分からないのはパソコン関係の準備と対応だと思います。

例えばご自宅のPCで会社のメールアドレスって使えないと思うのですが、ふつうに使えてしまう会社はかなりの確率で非常にマズイ状況なはずです。そして、何がどうマズイかが分かる人がいないはずです。

しかし、情シスが分かってるか、だれか詳しい社員とかがいるとしても、今から従業員全員にリモートワーク用のパソコン用意して、ご自宅に光のインターネット加入してもらうかWiFiルーターも配るかして、Microsoft365かGoogle Workspace契約して、VPNの容量増やして、とか相当なお金かかります。従業員一人当たり10万円くらいでしょうか。

業績悪化する時期に業務効率上がるかどうか分からない(多分下がる)件に投資する会社無いですよね。

しかし、できてる会社は何年も前から準備してた

お金があって、特にIT関係で何の準備が要るか、これを分かる会社っていうだけでも 大企業かIT系 ってことになります、大方。

そして、フットワークの軽いITベンチャーでもない大企業で、ほんの数か月のうちに過半数リモートワークに切り替わることができる会社があったのは、何年も前から準備してたからだと思うのです。//私見ですけど

それは恐らく、東日本大震災の後か新型インフルエンザの後ではないでしょうか。//仮説です

という仮説に立つと、

「7割リモート」はお金と時間を与えないとホント無理だとおもう

これでは全員ワクチン接種終わっても、まだ実現しないですね

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