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感情の区分

あるスタッフは、楽しく仕事がしたいと言った。
私もそう思う。同感だ。
しかし、そこには大きな乖離がある。
なぜか。

先日も書いた悔しいという感情を知らない子たちでもあるように
おそらく、子供の頃から親が用意したレールに乗ってその上で安全に過ごしていて、大きな失敗もなければ、挫折なんてなく、もし失敗しても誰かがそれを解決してくれて育った人は、感情の区分が少ないのだと思う。

『楽しい』『悲しい』『びっくり』くらいだろうか、、最近はイライラもしないらしい。
いいなぁ、私はイライラしかしない更年期予備軍なのに。。。

ディズニーランドに行って楽しかった!
映画を観て楽しかった!
お友達と話して楽しかった!
それと同様に、仕事で楽しかった。があると思っている。

仕事で楽しいことももちろんある。
でもそれは努力してきたものだけが味わえる”その先”だ。
もちろん、日々の仕事の中でスタッフ同士や先輩と、または上司とちょっとしたプライベートな話や、おもしろい話をして”楽しい”はあると思うが、
毎日ではない。

私の息子は今8歳だが、
私を見て育ち、そして私に何度もしつこく怒られているために、
最近では感情がいくつも見えてくる。
まだ自分ではわからないことが多いようだが、今の気持ちに向き合おうとしている。

そして、先日息子は私にこう言ったのだ。
「ママ〜、イライラしてるとね、何を聞いても嫌に聞こえちゃうんだよ。僕もイライラしている時に好きなお友達に遊ぼうって言われたのに、嫌に聞こえた。でも本当は遊びたかったんだ。だからね、イライラしたくなったら深呼吸をしてから笑顔にすると、きっといいことがあるよ!」って。。。

あっぱれ。
その通りだ。
息子の話をスタッフに聞かせたいと思った瞬間だった。


そしてさらに4歳の娘は私に追い討ちをかける。

結構頑張っているのにうまくいかないことってあるよね〜。と
息子と話していたときのこと。
なんでも話に入りたい娘は、
娘「え?お仕事?」と私に聞いてきたので
私「そうだね、お仕事だね」と言ったら
娘「努力が足りないんじゃない?」
私「え!?ど、努力? ママ結構頑張ってるんだけどなぁ〜笑」
娘「だから、努力が足りないんだよ。もっと働けば?」と言ってきた。
社長の座を渡そうと思った瞬間だった。

情報過多な昨今、良いこともあるが、やはり自分で考え努力し続ける力が少ないと感じる。
私の子供たちには、感情が豊かに育ってくれることを願う。


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