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【読了018】眠れる森の惨劇
五月十三日の月曜日はその年、もっとも不吉な日だった。ウェクスフォード警部の部下マーティンが、銀行強盗に殺されたのだ。そして同じ日の夜、高名な社会学者が住む森の奥の豪奢な館から緊急通報が入った。「助けて、早く来て、早くしないとみんな殺されてしまう」強盗殺人と森の奥での一家惨殺。二つの事件に何らかのつながりがあることを確信したウェクスフォードは鬱蒼たる森に潜む狂気に近づいていく。が、不可解な出来事の連続で、謎はどんどん深まりゆくばかりだった…。待望のウェクスフォード警部シリーズ。本格サスペンス。
長い割には……長い割には~~~……!
犯人が割と簡単に分かってしまう割にだらだらしてるので途中からぐったりしてきました。せめてあと100ページくらい短ければな……出だしはめちゃめちゃ面白かったのにちょっと残念。
登場人物の異様さ、異質さやそういう性格の描き方はさすがレンデルという感じ。しかも「じわじわとそういう異質さが見えてくる」感じが上手い。(長すぎたけど)
ウェクスフォード家に興味がない人にはシーラ関係のいざこざは雑音だっただろうな~。ドーラは相変わらず良妻だけど長女の立ち位置がすごく気の毒だし、シーラの新恋人は喋るたびにストレスだしで、全体的にもうちょっとシェイプアップしてすっきりまとめてくれれぱ良かったのに……と。
レンデルならではの面白さはあったんですが、誰かにオススメ出来るかというと、多分しないな……という感じの一冊でした。
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