【読了008】『百年文庫7 闇』
○進歩の前哨基地(コンラッド)
奴隷の死は軽く、白人の死は重い。このものすごいタイミングの悪さは「天の配剤」ってやつかしら。ただ、大前提としての権力構造はともかくとして、この一連の事件に関しては諸悪の根源はマコラなのでは……? とちょっと思ったんだけど。
罪悪感のない者は裁かれない(少なくとも本人の精神に起因した罰は受けない)、ってことかなあ?
どんどん膨れ上がってくる恐怖や不安、追い詰められていく感じは三本の中で一番好き。
コンラッドは『闇の奥』を昔読みましたが、