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クリスマス・カロル

毎年、この時期はディケンズの「クリスマル・カロル」を読む。
かれこれ20年以上読んでいる、読むと欲にまみれた自分を戒めたくなる。

「Greed is Good」とは映画 ウォール街 でのセリフだが、わたしは
贅沢な暮らしをしたい、寄付もしたい、何か面白いことをしたい気持ちがいつもある。一方で人の役に立ちたい、生きていくために必要なお金さえ手元にあればいいのだ、という夢も抱えている。

矛盾している考えであり、夢に憧れているなとも思うが、体のどこかで想いが燻っている。何かしなくては、何かしよう、何ができるか。
ボランティアも少額の寄付も経験は幾度とあるが、何かしっくりこない。
何が良いのだろうか、と悶々しているうちに年末になり「クリスマス・カロル」を読む時期が来る。

読むだけでどこか自分が救われる気がする、やらぬ善よりする偽善でも構わないので行動したい。その思いに駆られるのだ。

いつか、人の役に立つことだけを考えて生きている人間になりたい。
無理かもしれない、無理だと思っている、それでも清い人間になりたい自分が頭の中にいる。

クリスマスの時期はいつも悶々として終わるのだ。
まずは家族だけでも笑顔にできたら、と思うわたしです。


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