我が家は「バンボビー」に取り憑かれている
あれは確か、主人の在宅勤務が始まった頃のこと。
当時生後11ヶ月だった息子は、物珍しいパソコン機器に興味津々で、主人から離れたくないと駄々をこねていました。
主人は仕方なく膝の上に乗せて仕事をしようと試みましたが、机の上の物であれこれと遊び始めるので仕事になりません。
やむを得ず、仕事用のタブレットでYouTubeを探し始めました。
この時が、息子初めてのYouTube。
初めてですから、まずは子供向けの定番動画を、と見つけたのが・・・
そう、「バンボビー」だったのです。
正確には「Butterfly Ladybug Bumblebee」という英語の曲。
幼児向け英語教材を配信している登録者数2320万人の超人気チャンネル「Super Simple Songs」の曲のひとつです。(登録者数は2020年6月現在の数です)
英語教材とは、素晴らしい。
主人の動画チョイスは全く間違っていなかったのです。
浮かれ気分で再生ボタンを押しました。
まさかこの後、取り憑かれることになろうとも知らずに・・・
とりあえず早くYouTubeのリンク貼ってって?
あとで貼りますので、取り憑かれた理由ともなるこの動画の特徴をお話させてください。
薄々気づいていると思いますが、私はこの曲を批判したいのではありません。むしろ、めちゃくちゃ崇拝しているのです。
ちょうちょ、てんとう虫、ミツバチが順番に出てきて空を飛んでいるだけの、平面的なタッチのアニメーション。
出てくる虫の英単語を連呼するだけの歌詞。
下のドから上のドだけで弾けそうな簡単なメロディー。(簡単と言ったら失礼かもしれませんが)
その名の通り、スーパーシンプルなソングなのです。
それなのに、いや、それだからこそ、
一度聴いたら忘れられない超中毒性の高い曲なのです。
聴いたその日は確実に、一日中頭の中から離れない。油断したら1週間離れないときだってあるくらい。
中毒性レベルでゆうたら、その道で右に出るものはないスピッツの「チェリー」と同程度もしくはそれ以上かもしれない。
ではそろそろ、リンクを貼ります。
覚悟して見てください。
いかがでしょうか。
頭の中はもう「バンボビー」のカーニバルになっていることでしょう。
さっきまで頭の中を颯爽と流れていたあいみょんの曲は、一瞬にしてかき消されたことでしょう。
忘れかけた頃にお散歩に出かけてみてください。
我が家のよくあるお散歩中の一幕。
私「今日もいい天気ね〜」
夫「だな〜」
私「ふんふふん ふんふふん ふんふ〜ふ〜♪
バンボビー バンボビー バンボ〜ビ〜♪」
夫「ねぇ…また歌ってるよ…」
私「……ほんまや…」
数分後・・・
夫「ふんふふん ふんふふん ふんふ〜ふ〜♪
バンボビー バンボビー バンボ〜ビ〜♪」
私「ねぇ…自分だって……」
夫「……ほんまや…」
無意識のうちに口ずさんでしまう。一日に何回も。
もうこれは完全に、取り憑かれています。
大人がこれなら小さい息子はなおさらで。
どんなに泣き喚いていても動画を見せるとピタッと泣き止みます。そして食い入るように見るのです。
子供が夢中になるよう研究して作られているでしょうから、それは当然の反応で、全く悪いことではないのです。研究した人すごすぎる。ノーベル賞の人なのかい。
だけど依存しすぎるのが怖いので、ここぞというときにだけ見せるようにしています。
見る頻度は少ないものの、すでにすっかり取り憑かれている我が家では、手遊びうたも「バンボビー」、子守唄も「バンボビー」と化しています。
ここまで読んでくれたということは。
あなたのところにも「バンボビー」の魔の手が近付いているかもしれませんよ…
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