認識番号8830

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認識番号8830

日々是妄想でございます。 https://twitter.com/Ninshikibango

マガジン

  • 猫と労働

    「20XX年、猫軍団、人類と一緒にお仕事頑張ります!」

  • ジャンクフードと俺物語

    私の人生を彩ったジャンクフードの話を書いてます。

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01.「認識メソッド」

 何故、我々は天下一品でこってりラーメンばかり食べるのだろうか?あっさりラーメンもあるのに。  人類が生存していく上であっさりとした物よりもこってりとした物を摂取した方が有利に働いたので、その事がDNAに刻まれた・・・なんて、進化論的な考えも出来るかもしれない。だが、私が出した答えは実に簡単だ。こってりには強烈な刺激と依存性があるのだ。  こってりは麻薬なのだ。  これは私という善良な市民がこってりジャンキーへと堕ちていった過程と、ジャンキー特有の懊悩を書いた手記である。

    • 16.バリカタの果実

       某SNSの投稿で見かけたのだが、「誹謗中傷の果実」と言う言葉をご存じだろうか?ほとんどの読者様がご存じないと思うし、私もそんな言葉はご存じではない。ネットスラングか何かだろうか?  子供の頃、「刑事コロンボ」がまあまあ好きだったせいか、こまかいことが気になると夜も8時間程度しか眠れない。安眠出来る日々を取り戻すべく、少し考えてみた。まずは先の言葉が出て来た投稿の全文を紹介しよう。なお、投稿された状況はSNSでお馴染みの光景、レスバトルと言う名の口喧嘩の真っ最中。バトルの相手

      • 15.かけたい物もかけられないこんな世の中じゃ

         「日本の幸福度が下がっている」、そんな記事が目に入った。まあ、分からなくもない。歯止めが利かない少子高齢化。年金制度への不安。デフレが終わったと思ったら急激なインフレによる実質賃金の低下。更に追い打ちをかけるかのように「さくら水産の500円ランチ終了」だ。まったく、たまったものじゃない。  さくら水産の500円ランチ。関東で社畜をやっていた頃、非常にお世話になった。行けばいつだって幸せな気持ちになれたのだが、私が田舎に引っ込んでいる間に終了していたとはショック過ぎて言葉に

        • 14.ドクターペッパーが分かるお年頃

           酔っぱらうのは私のライフワークだ。酔っぱらうために生きてると言っても過言ではない。とは言え、飲むのは月火金土日の週5日、あとの水曜日と木曜日は飲まないようにしている。「休肝日を設けてるんですね、偉いです」と、健康意識が高い読者様からお褒めの言葉を頂けそうだが、そう言う訳ではない。梶原一騎(※1)が星一徹に言わしめた名言、「死ぬときはたとえドブの中でも前のめりで死にたい」を座右の銘としてる私だ。「健康のために」の様な弱気な理由ではない。水、木と二日空け、我慢する事で金曜日のビ

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        01.「認識メソッド」

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        • 猫と労働
          0本
        • ジャンクフードと俺物語
          16本

        記事

          13.豚骨ラーメンと上司のメガネ

           猫が私の足でスリスリやってるので、ナデナデしようとしたらいきなり猫パンチを喰らった。普通の人なら「そっちから近づいてきて、甘えた態度からの猫パンチかよ」と怒り心頭になる状況だろうが、そんな時でさえ、「罪を憎んで肉球を憎まず」の寛容な精神で許してやれるほど私は心が広い。むしろ、「右の手を猫パンチされたら、左の手で『ちゅ~る』を差し出しなさい」の心意気でご褒美を上げてしまうくらいだ。  そんな心の広い私だが、許せないものも多少はある。まずは上司のしょうもないミスだ。「何でそん

          13.豚骨ラーメンと上司のメガネ

          12.焼きそばパンの計算式

          世の中の多くの人が焼きそばパンの計算式を 「焼きそば+パン=焼きそばパン」 と、間違って覚えている。別に正しい計算式を知らなくても焼きそばパンは美味しく食べられるのだが、学術的で神経質な性格のせいだろうか、どうしても「違いますよ」と言いたくなってしまう。  「植物学ではメロンは果物ではなく野菜です」、そんな間違っていても差し支えない事をわざわざ指摘するようで恐縮だが、少しだけ解説させて頂きたい。    まずは上記の計算式が間違っている事の証明から始めよう。 「焼きそば+

          12.焼きそばパンの計算式

          11.ふわふわも好きだ

           私の人生を年表にするなら、2008年の欄には「丸亀ショック」の記載がなされることだろう。それくらい丸亀製麺との出会いは衝撃的、人生の一大事だった。  丸亀に出会うまで、私にとってうどんとは「やわらかい」食べ物だった。学食や地元の食堂で提供されるうどんは決まってやわらかかったし、家でコンロから直接火をかけて作るアルミの鍋焼きうどんも勿論やわらかかった。「うどんはやわらかい食べ物」。そう信じて疑わずに30数年生きてきたのだが、その常識は丸亀との出会いによって覆された。今までに食

          11.ふわふわも好きだ

          10.欲望の街 新宿・後編

          【前回までのあらすじ】・・・新宿中村屋でチキンカレーを食べるためには先ず、広大な新宿駅構内を抜けJR新宿東口を目指さなければならない。しかし、天性の方向音痴のせいでいつだって迷子。歩き疲れ、腹も減ってたので、構内の飲食店の誘惑に負けてばっかだったよなあ。新宿って怖いなあ。都会って怖いなあ。  それでは、今回も張り切って参りましょう。    そして舞台は地上へと移る。どうしてもJR新宿駅東口への行き方が分からないので、とりあえず新宿駅構内から出てみようと適当にエスカレーターや

          10.欲望の街 新宿・後編

          09.欲望の街 新宿・前編

           人種の壁、宗教の壁、政治的イデオロギーの壁。立場の違いが人類を争わせる。しかし、それらの壁もいずれは乗り越える事が出来るだろう。人類は愚かな生き物だが、完全に愚劣というわけでもない。では、第三次世界大戦は何によって起こるのだろうか。私が最も危惧しているのは犬派と猫派の壁だ。決して理解しあえない。もしそうなったら、私は猫派の志願兵として戦場に出る事になる。昔、野良犬に追いかけられた恨みを晴らすために。犬派の皆様、戦場で遭ったらお覚悟召されよ。  次に危惧されるのはカレーのビ

          09.欲望の街 新宿・前編

          08.うどんとマンモス西

           ダイエット動画を観ていたら、「夏と冬、どちらが痩せやすいですか?」との視聴者からの質問にトレーナーがこう答えていた。「夏と比べ、冬は体温維持のために基礎代謝が上がります。なので冬の方が痩せやすいですね」と。それを聞いた私は「嗚呼、この人は他人の気持ちが分からない人なんだな・・・」と悲しい気持ちになってしまった。     トレーナーをやるほどの人だ、きっと強い自制心があるのだろう。体作りのために食事をコントロールし、トレーニングも欠かさず行う。当人にとっては当たり前の事ゆえ、

          08.うどんとマンモス西

          07.本当は教えたくない、社畜のための物件選び・後編

          【前回までのあらすじ】・・・前回は社畜の物件選びで重要な5つのポイントのうち、4つを解説させて頂きました。今回は⑤周辺施設(飲食店・ご褒美枠)です。それでは皆さん、張り切ってまいりましょう。 ⑤周辺施設(飲食店・ご褒美枠)・・・「平日の長い労働を抜けると週末であった」。そう、残業漬けの毎日からの仮釈放だ。エンドレスな残業でゴリゴリに削られた気力ゲージの回復に努めて欲しい。キチンと休むのも仕事だし、べろんべろんに酔っぱらってストレス解消するのも仕事だ。ここぞとばかりに好きなも

          07.本当は教えたくない、社畜のための物件選び・後編

          06.本当は教えたくない、社畜のための物件選び・前編

           今年ももう11月。時期的に企業から内定をもらってる学生さんも多い事だろう。就職は人生における一大イベント。特に社会人生活と都会での新生活が同時に始まる地方の学生さんは大変だ。生まれて初めて一人暮らしをする人もいるだろう。  今日のテーマは「新社会人の物件選び」だ。だが、仕事は充実、職場はホワイト、自宅に帰れば彼女が夕飯を用意して・・・みたいなリア充向けの物件は紹介できない。手に入れた時は「チョコレート工場へのゴールデンチケット」さながらに輝いて見えた内定通知書だが、実はゴー

          06.本当は教えたくない、社畜のための物件選び・前編

          05.三大栄養素

           数年前、体調が悪くなってお医者さんに診てもらった事がある。診察の結果、病気などは見つからなかった。それでは何が原因なのか?お医者さんの質問に色々と答えていった結果、説教気味に「タバコ吸い過ぎ、カフェイン採り過ぎ、酒飲み過ぎ」と言われてしまった。寝耳に水とはこの事だ。 「ニコチン」「カフェイン」「アルコール」。言わずと知れた人間の三大栄養素。人が生きていく上で欠かせないものだが、どうやら採り過ぎは良くないらしい。何事もほどほどにという事だな。  当時は朝目覚めると同時にド

          05.三大栄養素

          04.食い倒れの街・巣鴨

           「神様はどういうおつもりで人間を作られたのだろうか?」。ほっともっとの特のりタル弁当を食べながら、そんな事を考えた。    学生の頃はとにかく金がなく、のり弁ばかり食べていた。代返頼みまくり、講義そっちのけでバイトばかりしてたので、他の学生より金銭的余裕があっておかしくないはずなのにいつでも金欠だった。オールウェイズでケツの毛がむしられてる状態だった。給料が入るとすぐ調子の乗って飲みに行ったり、派手に服やCDを買い漁っていたのが悪かったのだろう。散財した時は毎回反省はするも

          04.食い倒れの街・巣鴨

          03.カップ焼そばの望まれぬ進化

           今日は良い知らせと悪い知らせがある。どちらから紹介しようかと迷ったが、まずは悪い知らせからにしよう。実は「一平ちゃん」と別れることになった。まさかこんな日が来るとは・・・  私と一平ちゃんの出会いは20年以上前、私が大学生時代の頃だ。勤勉な学生だった私は日々徹夜で飲んだり、徹夜で麻雀したり、徹夜で99年設定の桃鉄をやったりと、やたら徹夜で頑張っていた。そして一睡もしてないフラフラな状態で講義に出て、講義中にぐっすり寝てた。自分でいうのもなんだが学生の鑑だった。   そんな

          03.カップ焼そばの望まれぬ進化

          02.若い世代に伝えたいこと

           ここだけの話だが、勇敢な社畜の魂は死後にヴァルハラ(※1)へと導かれる。社畜たちの魂はエインヘリャルとして死後の世界でも働き続けるのだが、そこはつらかった現世とは違いサラリーマンの喜びを凝縮した世界だ。  営業で外回りすれば面白いように契約がバンバン取れる。先方に頭を下げる必要もない。むしろ相手方が土下座をしながら「売ってください」と懇願してくる有様だ。なので、ノルマはすぐにこなせる。空いた時間はパチンコ屋でおさぼりしても問題ない。  会社に戻っても細かい事にネチネチうるさ

          02.若い世代に伝えたいこと