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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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#悩み

彼らがそこにいたとき

念仏申し候へども、踊躍歓喜のこころおろそかに候ふこと、またいそぎ浄土へまゐりたきこころに…

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目標は、ない。

ツイッターやホームページをとおして、わたしに連絡をしてくる人が少しずつ増えてきた。わたし…

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私と公とのあいだが欲しい

初任地で最初のうち、長屋の六畳二間に住んでいた。汲み取り便所、土壁は柱から微妙にズレて、…

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これだと思うとき

信仰するというときに、大きく言って二つのありようがあると思う。一つは独り穴を掘り進めるよ…

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他人に寄り添うとは何か

学生の頃シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』を読んで、自分もこんな信仰を持ちたいと熱望した。…

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わたしの内心、そして他人の内心を詮索しないこと

「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。 悔い改めにふさわしい実を…

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取り返しのつかないこと

生きていると、取り返しのつかないことが起こる。そのなかには事故や病気など、自分ではどうしようもなかったであろう、理不尽としか言いようのない出来事もある。だが、さらにやっかいなのは、中途半端に「ああすることもできたかもしれない」と思えるようなことである。そういう過去が、ときに自分を苦しめる。 「ああすることもできたのになあ...」この考えが頭から離れない。どうしても離れない。ああすることもできたのに、なぜ、こうしてしまったのか。あのとき、ああしていれば... だが、ほんとう

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分からないことについて

他人のことは分からない、とくにその痛みや苦しみについては一切分かり得ない。でも、それだっ…

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相談者を待つ

牧師という仕事をしていると、さまざまな人とであう。そういうわけで、わたしもさまざまなこと…

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