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生きること、死ぬこと、そのむこう

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牧師として、人の生死や生きづらさの問題について、できるだけ無宗教の人とも分かちあえるようなエッセーを書いています。一度ご購入頂きますと、過去の記事、今後更新される記事の全てをご覧…
このマガジンの記事を踏み台に、「そういえば、生きてるってなんだろう?」と考えを深めて頂ければ幸いで…
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2019年2月の記事一覧

「ありのまま」の深淵を覗き見る恐怖

イエス・キリストの生涯を思うに、他人の評価にさんざん振り回された部分もなくはないと思う。…

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スピリチュアルそして宗教

教会にはしばしば、スピリチュアル系への興味からお越しくださる方もおられる。スピリチュアル…

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気遣うのも大切、無頓着も大切

知人がデイケアに通っている。デイケアというのは通称である。地域の特定非営利活動法人が運営…

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言葉と文脈と時代と

20代前半の頃、わたしは連日牧師のところへ相談に通っていた。今、自分が同業をしていて思うが…

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神でさえ万人受けしないのに

もうタイトルで結論を言ってしまったようなものだが、神でさえ万人受けしないのに、神と並べ語…

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象徴世界から「勘」の世界へ

わたしたちは危険を身体で察知する「勘」を失った。その代わりに、言語的能力を駆使して危険要…

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暗くきよらかなる空間

人間はあまのじゃくなものだ。教会ひとつとっても、広々とした清潔感あふれる礼拝堂を求める人ばかりとは限らない。わたしが働いている教会は民家ほどの広さしかない。たしかに床もトイレも掃除はしているし、椅子カバーもしょっちゅう洗濯はしている。けれども雰囲気としての、見るからにパリッとした清潔な感じはない。ところが大きな教会ではなく、うちのような教会にわざわざ訪ねてくる人もいる。それも何人もいるのである。そういう場所にむしろ安心する人もいるのだ。 ましてやお店となると、秘密基地めいた

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「キリスト教」というカテゴリーの限界

キリスト教とは何か。父・子・聖霊なる三位一体の主を信じる宗教のことである。そしてそのうち…

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