実家をIT化せよ(1日目) 〜親の移住と、家族の記録#05〜
両親の移住に向けてサポートすると決めた私が最初に取りかかったのは、「実家のIT化」だった。当時実家にあった通信機器はFAX付きの固定電話と、父が会社から支給されていたガラケーくらい。そのガラケーも通話機能しか使っておらず、就寝中や休日にはしっかり電源が切られていた。
デジタル環境の差は、老後の豊かさの差に直結する。得られる情報は多いほうが絶対にいいし、両親との連絡手段が複数あれば私も安心だ。当時、父は66歳、母は63歳。年齢的にもこれが最後のチャンスだろう。移住するしないに