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#100日チャレンジ

結局なにが怖いのか_100日後にZINEをつくる、63日目

最近、ホラー映画を観れていない。今後の予定では『バタリアン』『イット』『エクソシスト』『シャイニング』を見るつもりであったのだが、年内に全部観るのは難しそう。(『ザ・フライ』『グレムリン』『エイリアン』『時計仕掛けのオレンジ』はホラー要素が薄いため却下。)ここまで子どもの頃にドキドキ怖かった6作品を観てきた。 63日前は、若いころと比べてホラー耐性のなくなった自分が1人であの頃のホラーを観て、後悔したらどうしよう!トイレいけなくなったらどうしよう!と心配していた。だがしかし

ポルタ―ガイスト②_100日後にZINEをつくる、40日目

ポルターガイストの観了をすっかり忘れていた。 消えた娘を取り戻すためにスティーブとダイアンが助けを求めたのは、心霊研究のために超心理学を研究するレシュ博士。 彼女の語る死後の世界。 『人は死後に光になる。この世に未練があるものは光に入らない。』 この強烈で、きれいな光へ迷わず入っていける人ってどんな人だろう。 そもそも死んでも光になるまでは迷ったり悩んだりするっていやだな。 肉体のない状態での悩みって、なんだろう。 肉体が死んでも自我がなくならないなんて、そんな恐ろ

ポルターガイスト①_100日後にZINEをつくる、36日目

そろそろ真面目にゾッとするものを観ようと思ってチョイスしたのは『ポルターガイスト』。しかし記憶の中で『エクソシスト』と混同していたようで、しかもスピルバーグ監督作品だもの、はじめからちゃんと面白い。 観始めてしまったものは仕方ないから、最後まで楽しむ。 いわくつきの映画『ポルターガイスト』 1982年制作の本作は第3弾まで公開されたけれど、キャロル・アン演じるヒロインが12歳の若さで急死するなど、出演者の死亡が相次いだいわくつきの作品。 夜中の放送終了後に砂嵐になった

チャイルドプレイ②_100日後にZINEをつくる、31日目

チャッキーは人間化していく アンディの母カレンは、チャッキーに電池が入っているかを確認するために背中の電池ボックスを開ける。何も入っていない。 チャッキーの首がくるんと180°回転して 「ボク チャッキー 遊ぶかい?」 いいですねえ、こーゆーホラーらしい演出が好きです。 本性をあらわしたチャッキーに噛みつかれ、息子は嘘を言っていなかったと知った母は、刑事マイクに助けを求める。 しかし、カレンの話を信じられないマイクは彼女を家まで送り、車から降ろす。 後部座席に潜むチャ

チャイルドプレイ①_100日後にZINEをつくる、30日目

Season3までしか観ていなかった『ブレイキング・バッド』を1から観始めたら止まらなくなってしまい、気合いを入れ直してホラーに戻る。 (『ブレイキング・バッド』~『ベター・コール・ソール』まで観終えたら書き綴りたいことが山ほど) 今回は、みんなだいすきチャッキー! わたしはチャッキーに「電源ONしたドライヤーをお風呂にドボンすると感電死する」ってことを教わった。 フレディとかジェイソンに比べたら人形でしょ?と思ってしまうけど、公式フィギアの身長は76cm。 76cmっ

13日の金曜日②_100日後にZINEをつくる、26日目

意外な犯人だーれだ 気がつけば、アリス以外の全員が殺害されてしまったクリスタル湖キャンプ場。 そこへ一台の車がやってくる。 安心したアリスが助けを求めるために車へ駆け寄ると、降りてきたのは中年の女性。過去にこのキャンプ場で働いていたという。 2人で死体を確認しに行き、ブレンダの死体を見つける女性。 「何てことなの!こんなに若くて、美しい・・・」 ん? 年取ったブスが倒れてたらなんて言ったのか、ぜひ聞いてみたい。 「ここは呪われてるわ」と頭を抱える女性。 「私は調理

13日の金曜日①_100日後にZINEをつくる、25日目

クリスタル湖キャンプ 1958年 キャンプ場のロッジに忍び寄る影。 あの、奴がやってくるときの音、チュ・チュ・チュ・ハッ・ハッ・ハッの音が聞こえてくる。 仲間と離れて屋根裏へしけ込むカップル。 王道のフラグ、イチャイチャタイム。 階段を上がってきた存在に気づいたカップルは、言い訳をはじめる。 「僕たちは別に・・・」どんっ!腹部から血を流して倒れる若者。 ん?あれ?チェンソーじゃない? しかもカップルが「犯人」に言い訳してるってことは、奴はあのマスクつけてないのか? 開始早

ミザリー②_100日後にZINEをつくる、23日目

中断してたミザリーの続き。 ポールをかいがいしく看病しながらも、徐々に不穏なアニーが見え隠れしはじめる。彼女自ら「癇癪」と呼ぶそれが起きると、相手を怒鳴りつけ、打ちのめすまで止まらない。 ポールから何かを訂正されたり反対意見を聞くと表情が一変し、我を忘れて怒りをあらわにする。 こわい!つよい!一瞬で着火してあっという間に沸点に達するアニーの怒りを目の当たりにすると、大の大人であるポールも目をまんまるくして萎縮する。 その激情は、自分が購入した最新刊でミザリーが死んだことを

『ミザリー』①_100日後にZINEをつくる、19日目

集中しなくちゃいけないことがたくさんあるのに、いつもの如く睡魔に負けそうなので、『ミザリー』を見る。 子どものわたしにとっては、『シャイニング』の父の斧よりも、『ミザリー』のアニーのハンマーの方が怖かった。 悪霊とか悪魔のせいじゃないのに、こんなふうに生きたまま怪物になる人間がいるんだってことが、恐ろしいじゃないか。 しかし、大人になってから読んだ原作がびっくりするくらい面白くて、恐怖小説で人をげらげら笑わせることのできるキングは天才。 設定では小説の方がむごいことになって

『エルム街の悪夢』①_100日後にZINEをつくる、15日目

『エルム街の悪夢』を観はじめる。 U-NEXTで字幕しか配信されていなくて残念。 数え歌も、フレディの声も、日本語で耳に残ってる。 子どもの頃一番怖かったのは「フレディ」だった。 赤と緑のセーター、焦げ茶の帽子にナイフの鉤爪。 眠ると夢の中に殺しに来る怪物、なんて怖すぎる。 男の子がコミックの世界に入ってペラペラ人間のままフレディに切り刻まれるシーンとか、今でもはっきり覚えてる。 フレディはぺろぺろおじさん 記憶の中のフレディは全身やけどの怪物だったけど、オープニングを