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読書感想文#28〜仮説でチームを動かす〜

今回は、阿比留眞二さんの『最高のリーダーは、この「仮説」でチームを動かす』を読みました。


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内容としては、1章の中でも多くの小見出しに分かれていて読みやすさはありました。

ですが、それぞれが1ページもないくらいで内容の濃さなどは少し欠ける部分があるのかなと言う印象でした。

変化の早い時代と言われる今、なんとなく過ごしていては偶然うまく行ってもそれを繰り返すことは難しいと言うことがすごく分かりました。

そのためにも、先に「仮説」を立ててそれに基づいて行動する。

それが成功しても失敗しても、なぜなのかと言うことを考え、「仮説」を立てる。そして、その「仮説」に基づき次も行動する。

それこそが、最短距離で結果を出すためのメソッドなのだとこの本では書かれていました。

この考え方は、仕事、勉強、スポーツあらゆる場面で使えるなと思いました。

では、印象に残ったところを少し紹介したいと思います。

1.仮説とは

仮説とは「自分なりの成功イメージ」

この本では、仮説は自分なりの成功イメージとされています。イメージという単語はこの本では頻繁に出てきます。

つまり、この先どうなっていくかを考えること、イメージすることが仮説になります。

仮説を立てるメリットとしては、無理や無駄をすることがなくなり、仕事が早くなるということがあります。

しかし、仮説を立てたとしても、実際その通りに行くとは限りません。

その時は、修正をして精度を上げることが大切です。

予測→仮説→予測→仮説の繰り返しが大事になります。

この時に注意すべきなのは、一番最初に決めた大きいゴールはブレずに変えないことです。

2.課題解決メソッド

課題を解決するには、当たり前ですが課題を明確にすることが必要です。

課題と問題がごっちゃになってしまいがちですが、今組織に起きている問題は何なのか。

では、そのために自分たちはどのような課題に取り組まなければいけないのかということを明確にしないといけません。

同じ問題に対しても、課題は立場などによってそれぞれ変わってきます。

そして、課題をいくつかあげたら一つ一番重要なものを1つ絞ります。あれもこれも取り組もうとするとかえって全てうまくいかないということがあるので、1つに絞ることが大切です。

そして、その絞った1つのテーマについて「why」を4回繰り返し、原因を深掘りします。

「why」を4回繰り返すとはどういうことか。

この本で紹介されていた例をあげたいと思います。

たとえば、「顧客のニーズに合った提案ができていない」がテーマだとしたら、
【1回目】「顧客への説明が不十分だから」
【2回目】「新商品の情報を把握できていないから】
【3回目】「新商品の情報が発売ギリギリまで回ってこないから
【4回目】「営業部門と開発部門の間で情報交換がほとんどないから」

「why」を4回繰り返すことで、より本質的な課題が見えてきます。

3.人のせいにして済まさない

失敗を検証していく中で、原因が見つかってくると思います。

そこで起こりがちなのが、誰々が悪いなど個人のせいにして済ましてしまうこと。

それでは、その人が自分で気づかない限り良くなることはありません。

そこで、さらになぜその人がその問題を起こしてしまっているのかというところまでを考え仮説を立てることが大切です。

そうすることで、どうすれば課題が解決しやすいかも本人もわかりやすく早く課題解決に向かっていくと考えられます。

4.おわりに

この本を読んで、「仮説」を立てることの大切さがよくわかりました。その上で、課題が見つかった時にどうやって周りに動いてもらうかということも大切だということもわかりました。

まだまだ、人に何かを伝えるや動いてもらうということが苦手なのでそういったところも勉強できたらなと思いました。

今日もここまでお読みいただきありがとうございました。

他にも読書感想文書いてるので良ければ、読んでみてください。


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