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【アカデミックスキルズ⑪】プレゼンに使用する「資料」


こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。

課題レポートを書いたあとに、授業によってはプレゼン(発表)をします。

 発表資料に用いられるツールは、大きく分けて「スライド」・「読み上げ原稿」・「箇条書きレジュメ」の3種類あります。

この記事ではそれぞれのツールの特徴と注意点についてと、特に使うPowerPoint(パワポ)について説明します。


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スライド(PowerPoint、Keynote)


 スライドは最もメジャーなプレゼンツールです。紙芝居のように内容を伝えることができるため、話の流れが直線的になり、且つ1枚のスライドを掲示して伝えたい情報だけを掲示することができます。 ただし、スライドの前後関係が分かりづらいため、各スライドに内容を簡潔にまとめた題をつけるとよいでしょう。また、前後のスライドとの繋がり・スライドごとに何を伝えたいのかという2点を意識しましょう。 


スライド



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読み上げ原稿(原稿配布型)


 読み上げ原稿のプレゼンは、話す内容をそのままを書いた原稿を配布して読み上げる方法です。情報を語弊なく的確に伝えることができる一方、文章量が多くなり、どこを話しているのかを見失いやすいです。そのため、話を聞いて、すっと頭に入ってくる文章にするよう心掛けましょう。また、内容のまとまりごとに区切りをつけるなどして、どの部分を話しているのかを共有しやすいようにする気配りが必要です。
※口頭では、“ですます調”だとしても、配布原稿は“だ・である調”で書きましょう

読み上げ



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箇条書きレジュメ


 箇条書きレジュメを用いたプレゼンは、スライドと原稿配布型の中間的な位置にあります。伝えたい内容を簡潔に記すことで、見やすいレジュメを作成できます。ただし、箇条書きにする場合は、内容が伝わりやすいように、話の流れに合った“階層的な”記述にする必要があります。また、箇条書きレジュメは、数字の重複や文頭記号の混乱などが無いよう気を付ける必要があります。

レジュメ



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 いずれの資料にも一長一短あります。授業によって特に指定がない場合は、発表するプレゼンに最も適した資料を、その都度作成するようにしましょう。

それでは、プレゼン資料の中でも、授業でよく使われるPowerPoint(パワポ)について詳しく説明します。


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プレゼンで最も使う「PowerPoint」の特徴と注意点


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〈特徴〉
1. 紙芝居的(階層が無く直線的)
 PowerPointを用いるプレゼンでは、紙芝居のように1枚ずつスライドを見せながら発表するため、聴き手が触れる情報量とタイミングをコントロールしやすいです。つまり、今何に注目すればいいのかが明確となり、聴き手が発表内容を正確に受け取れるというメリットがあります。

2. “便利な”機能がついている
 PowerPointには様々な機能が搭載されており、簡単に資料が作成できます。例えば、アニメーションなどの視覚的な演出を簡単に行うことができます。また、自動で箇条を作成する等のオート機能もあるため、資料作成が全体的に容易になります。


〈注意点〉
1. 全体図が見えづらく、話の目的を見失いやすい
 紙芝居的であるという特徴がある故に、前後のスライドとの関係や、全体の中でのそのスライドの位置づけが分かりにくいなることがあります。そのため、以下の二点に注意して発表・準備を行うようにしましょう。
・全体の構成を完全に把握すること
・「目の前にあるスライドが何を伝えたいのか」を理解してもらえるよう話すこと

※発表の流れを分かりやすく示すために「もくじ」のスライドを作成する場合もありますが、「もくじ」スライドに否定的な意見もあるため、使用する場合は指導教員や先輩に一度確認をとることをお勧めします。

2. 演出によりスライドの質が落ちてしまうことがある
 過剰な演出はスライドの内容が伝わりづらくなる原因となりますので、必要以上の演出は控えましょう。特にアニメーション等の視覚的な演出は好まない人もいるため、意味もなく入れないようにしましょう。

3. 不意なトラブルへの対処方法を把握すること
 PowerPointを用いる場合、PowerPointソフトに加え、パソコンやプロジェクターという機器を使用するため、様々なトラブルが想定されます。事前に使用機器の確認や、万が一のトラブルが発生した際の対処法等をしっかりと確認しておきましょう。


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