見出し画像

【アカデミックスキルズ⑨】「引用」とは?


こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。

引用についての質問は新入生からの相談も多く、困っている人は多いようです。

大学のレポートにはふつう引用が必要ですが、適切な方法で行わなければいけません。

今回は、引用とは何か、引用が必要な時・方法・示し方、リストの作成についてお伝えします。


note黄色の線



レポートに「引用」を使う


引用が必要


大学のレポート・論文には「引用」が欠かせません。「引用」とは他の人が、何を・どこに・どう書いているか示すことです。


 引用が必要になるのは、自分の研究や調査の背景を説明するとき・他の人による研究結果であることを明示するとき・自分の考えの独創性を示すとき等です。

・自分の研究や調査の背景を説明するとき
 レポートの背景では、誰が何を主張しているのか。また、自分の主張と比較する場合に元の文献を掲示して論を展開する必要があります。特に論点に直接関わるような文章には必要となります。

・他の人による研究結果であることを明示するとき
 論文では、自分の主張と一般的な知識(その分野のどの教科書にも同じことが書かれている事項)以外は、すべて引用で裏付ける必要があります。ただし、一般的知識が論点になる場合は除きますので注意してください。

・自分の考えの独創性を示すとき
 また、自分の主張ではないことを示すためにも引用元の提示が必要です。例えば、考察で「先行研究では~と言われていたが、本研究の結果からは~と言える」など自分の主張と他人の主張を比較し、自分の考えの独創性を示すのにも効果的です。


 他人の主張であるにもかかわらず引用として示されていない場合は剽窃(不正)行為となりますので、引用元は必ず示しましょう!!


画像2


引用の「方法」


引用の仕方には「間接引用」と「直接引用」の2種類があります。

・間接引用
 「間接引用」とは、引用内容を引用者が自分のことばでまとめて書く、という方法です。その際、自分の意見と区別がつくように、末尾を「~と述べている」「~と指摘されている」といったことばで終わらせると良いです。「間接引用」は、引用元の文章表現自体は重要でなく、書かれた事実や知見のみを簡潔に示したい時に用いる引用方法です。

・直接引用
 「直接引用」とは、引用内容を一字一句違わずにレポートに組み入れる方法です。引用が短文の場合は鍵括弧(「」)でくくって書きます。数行に渡るような長文の場合はブロック引用という方法を使います。


画像3


引用の「示し方」


学術領域によって引用文献の示し方は異なるため、自分で調べる必要があります。

 引用した文献を著者年で示す場合もあれば、引用順に番号で示す場合もあります。

 これは学部や研究領域によって異なるので、講義資料・教科書・先輩のレポートなどを参考に自分で調べてみましょう。


画像4


引用文献(参考文献)リストの作成


引用した本は最後にリストにします。

・参考にしたが引用しなかった本をリストに加えるか
「参考にしたけれど引用はしなかった」という本をリストに加えるか否かは、人によって判断が異なるので、教員の指示を仰いでください。

・文献を並べる順番・方法
 リストにおいて文献を並べる順番・方法も、研究分野や学術領域や掲載誌のきまりなどによって異なります。著者名をアルファベット順や50音順に並べるのか、引用した順に番号順で並べるのか、教員の指示に従ってリストを作成しましょう。

・文献情報の順番や書き方
 文献情報の順番や書き方も学術領域によって異なります。例えば書誌情報なら、著者名・出版年・タイトル・出版社・ページ番号を、どの順番で、どのように記載するかが異なります。
 新聞、雑誌、WEBからの引用情報もそれぞれの書き方や順番があります。

 講義レポートでは、それぞれの教員の指示に従った書き方をするようにしましょう。具体的なリストはどんなものか、まず講義資料・教科書・先輩のレポートなどを調べてみましょう。


note黄色の線


#レポート #アカデミックスキル #引用 #大学生 #とは

名古屋大学附属図書館 ラーニングコモンズ

名古屋大学附属図書館 サポートデスク 目次

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?