【アカデミックスキルズ⑯】オンライン授業のルールとマナー
こんにちは!サポートデスクの院生スタッフです。7月に入り、春学期の授業も残りわずかになってきましたね。
皆さんは、どのような形式で授業を受けていますか?
大学の授業は講義室で対面形式で行われる授業だけではなく、オンラインで実施される授業もあります。
これまでに高校や塾でオンライン授業の受講して、入学前にオンラインで授業を受けることに慣れている方もいるかもしれません。
加えて、パンデミックの影響もあり、大学でもオンライン授業を受ける機会が増えてきているので、オンライン授業は身近なものになりつつあります。
そこで今回は、大学でのオンライン授業で注意したいルールを説明します。
オンライン授業の種類
それでは、オンライン授業とは、一体どのようなものなのでしょうか?
一口にオンライン授業といっても、授業の実施方法は3種類に分けることができます。
① オンラインライブ
主にZoomやTeamsを使ってリアルタイムで行われるオンライン授業です。事前にミーティングに参加するためのURLやID、パスワードが送られてきます。受講生は、決められた時間にURLなどにアクセスして授業に参加します。
② オンデマンド
事前に録画・録音された授業を好きな時間に視聴する形式の授業です。授業後に課題を提出したり、演習問題を解いたりします。
③ ハイブリッド
対面とオンラインライブを組み合わせた形式の授業です。一般的に、ブレンド型とハイフレックス型の2つに分けることができます。
ブレンド型は、対面授業とオンライン授業を交互に行うなど、授業の内容等に応じて授業の形式を組み合わせて行います。
一方、ハイフレックス型は、同じ授業を対面形式とオンライン形式の両方で受講可能にしたものです(サポートデスクの講習会でのハイブリットはこちらです)。
ハイフレックス型の場合、対面で参加するか、オンラインで参加するかの参加方法は、自分で自由に決められるものから、学籍番号で指定されるなど大学や授業担当の先生から指定があるものがあります。
オンライン授業のルール
続いて、オンライン授業の際に気をつけたい3つのルールを紹介します。
① ミーティング情報を他人に教えない
ZoomやTeamsのようなミーティングに参加するオンラインライブの場合、先生から事前にミーティングURL、ID、パスワードが送られてきます。このミーティング情報は、授業受講者のみに伝えている情報です。そのため他の人には教えてはいけません。
同じ講義をとっている友だちであっても、その友だちが先生からミーティング情報を送られていないのであれば、受講登録ができていない可能性があります。ミーティング情報がわからない時は、友だちに聞くのではなく先生に直接連絡して受講登録ができているかも一緒に確認する方が安心です。
もしミーティング情報漏洩による不正アクセスが起きた場合、自分だけではなく他の受講者の個人情報も流出させる恐れがあるので注意しましょう。
② 授業内容や資料の無断録画・使用はできない
授業の録音・録画やパソコン画面のスクリーンショットを撮るなどしてデータ化する行為をしてはいけません。授業資料の著作権や肖像権の侵害になる場合があるためです。
また、録音・録画や撮影したデータが流出した場合に、受講者の個人情報が流出させてしまう恐れもあります。もし、録音・録画する必要性がどうしてもある場合は、事前に授業の先生に相談しましょう。
著作権侵害の恐れがあるため、授業資料の複製、他の人との共有、インターネットでの公開もしてはいけません。
③ 参加時間を守る
オンライン授業でも、オンラインライブやハイブリッドでは対面の授業と同じように参加する時間の指定があります。どの形式でオンライン授業を実施するかは授業によってさまざまです。シラバスや、授業担当の先生からの連絡を確認して間違えないように注意しましょう。
以上のようなルールを守らないと不正行為とみなされ、不正行為のあった授業の成績が不可となるだけではなく、その学期のすべての取得単位が取り消しになることがあります。著作権侵害や個人情報の流出などにより損害を与えた場合、刑事罰を含めた法的措置の対象になることがあるので十分注意しましょう。
また、オンライン授業に関する遵守事項は各大学ごとに定められていることがあります。大学のホームページから確認しましょう。
名古屋大学のオンライン授業(遠隔授業)を受講する際の遵守事項
以上の3つのルールを守ることで、みなさんにとってオンライン授業が有意義なものになれば幸いです。
それでは、また次回!
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