終活だけじゃたりない!「介活(介護活動)」を忘れていませんか?【要約版】
就活や婚活、妊活、終活、朝活などは有名ですが
「介活」
というのもあることをご存知でしょうか?
今も終活は流行っていますが、「介活」は全く知られていません。
・介活って何?
・終活より先に考えた方がいいってホント!?
・介活って、実際何をしたらいいの?
こんなお悩みにお答えします。
また、終活が終わって「もう人生の終焉に向けての準備は完璧!」と勘違いされていませんか?
・遺産整理も墓じまいもエンディングノートも遺言書も終わったから完璧!
・終活はやったけど、介護の方が先に来るよね?
・介護って、どのくらいの人が受けているの?
・介活って、調べたけど具体的に何をやっていいかわからない
と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では終活で人生の終わりを考える前に、将来、4人に1人が受ける介護に向けて準備する「介活」について解説します。
なお、本記事は「終活だけじゃたりない!「介活(介護活動)」を忘れていませんか?」の要約版です。
詳細は⇩の画像をクリックして飛んだブログ記事をご覧ください。
将来、介護認定を受けるのは4人に1人ですので、今から準備していきましょう!
本記事でわかること
▶ 介活とは?
▶ 介活でやること5つ
▶ 介活ノートのススメ
▶ 介活の心得6つ
介活(介護活動)とは?
介護活動とは、
・ご家族の介護が必要になった または 将来、介護を行う必要になることを想定した「介護活動」
・ご自身が将来介護されることを想定した「介護準備活動」
のことを言います。
具体的には
・1日でも長く健康で自分らしく生活できる期間を延ばすための活動
・もし支援や介護が必要になったときにも、スムーズに個人やご家族の意志を尊重した公的サービスなどが受けられるよう、勉強や準備を進める
これらの総称が「介活」です。
介活の目的は?
介護活動の目的は、ご自身・ご家族の老後リスクを削減・軽減していくために行います。
介活で行うこと5つ
では、実際に介護活動は、具体的に何を行うのでしょうか?
介護活動では次の5つを行います。
1.「健康寿命」を延ばす
2.「介護保険」や「介護休業」などの法律を勉強しておく
3.「住まい」は自宅か介護施設か想定しておく
4.「蓄財」して介護サービスを受ける資金を準備する
5.「介護を受ける心構え」を知っておく
1.「健康寿命」を延ばす
健康寿命とは自立して生活できる期間のこと。
多少持病があっても、自分で病院へ通院できて、自分で衣・食・住を賄えれば、健康寿命の期間内です。
今30歳とすると男女の平均寿命は次のグラフのとおりです。
<平均健康寿命(男性)>
<平均健康寿命(女性)>
「介活」の健康寿命を延ばすために行うこと3つ
①健康管理で基本的な健康を維持
②ウォーキングなどで肉体機能健康の維持
③認知症にならないよう、認知症の進行が進まないよう、頭脳健康の維持
2.「介護保険」や「介護休業」などの法律を勉強しておく
もし、デイサービスや老人ホームなどの介護サービスを受けることを想定して「介護保険」を勉強しておきましょう。
「介護保険」は超高齢化社会の必修科目!制度やサービスのキホンの“き”で詳しく解説していますので、ご一読ください。
自分が家族を介護する場合、色々と忙しくなるため、仕事を休む機会が増えます。
まとまった休みを取得できる「介護休業」と、
令和3年1月1日から1時間単位で休みを取得できる「介護休暇」を
勉強しておきましょう。
介護離職を考える前に。「介護休暇」「介護休業」制度のキホンの“き”で分かりやすく解説していますので、お一読ください。
「介活」で勉強しておく制度2つ
①介護保険制度
②介護休暇・介護休業・介護休業給付金制度
3.「住まい」は自宅か介護施設か想定しておく
将来自分が住む場所を自宅にするのか、介護施設にするのか考えておきましょう。
「介活」において“住まい”実施することは次の1点です。
「介活」で考えておくべき住まいのこと
①自宅介護か施設介護か、想定しておく
4.「蓄財」して介護サービスを受ける資金を準備する
80~100歳にかけて「要介護」で老人ホームに入居した場合
30万円✖12か月×20年=7200万円
かかります。
老後2000万円どころではありません。
「介活」で考えておくべき“蓄財”のこと
①貯蓄・投資で老後資金を築いておく
5.「介護を受ける心構え」を知っておく
介護を受ける心構えは次の5点です。
介護を受ける心構え
①地べたやベッドから車いすへの移乗方法を知る
②ベッドで起こしてもらうこと、身体を触れられることを覚悟しておく
③排尿・排泄を支援してもらうことの抵抗感を覚悟する
④食事を支援してもらうことに慣れておく
⑤介護・支援してくれる人へ「ありがとう」の癖付け
介護する側も人間です。感情があります。
良い人間関係を築けば、Win×Winでの関係を築けます。
人間関係(コミュニケーション)を良いものにする=「支えられ上手」になりましょう。
公的サービスだから「なんでもやってもらってあたりまえ」といった認識は間違いですので、今すぐ捨ててください。
介活ステージには「介護“前”の段階」と「介護段階」がある
「介活」には「介護“前”の段階」と「介護段階」があります。
介護前段階(要支援1-2まで)に行う介活
①健康管理
②自宅のバリアフリー化
③介護段階に向けての準備
介護段階(要介護1~5)に行う介活
「介護段階」は、実際に介護サービスを受け、自分らしい生活をできるだけ長く継続する段階のことです。
「介活ノート」のススメ
終活では「エンディングノート」がありますが、介活には「ケアノート」的なものはありませんが、「介活ノート」の作成をおススメします。
エンディングノートと同じように「自分が認知症になって判断できなくなった」などのときのために「どんな介護を受けたいか」を記した「介活ノート」を作成しておきましょう。
「介活ノート」に記載すべき内容3つ
①介護基本7情報
②延命措置が必要か否か
③どんな高齢期を過ごしたいか
①介護基本7情報
「【介護】老健や特養など介護施設入所手続きを効率化する7つの情報」を参考に、家族構成や既往歴、好き嫌いをまとめておきます。
②延命措置
「延命措置を希望する・しない」
「見込みのない延命措置は希望しない」
「最大限の延命措置を希望する」
など延命措置が必要かを明記しておきます。
③どんな高齢期を過ごしたいか
「場所」は自宅か施設か
「設備」はテレビやインターネットなどどういった娯楽が必要か
「介護サービス」は食事宅配、訪問サービス(ヘルパー)、デイサービスを使うか
「施設」はどの身体・精神状態になったら入居するのか
などを記しておきます。
介活を円滑に進めるための心得「介活6か条」
介活については淑徳大学総合福祉学部教授の結城康博先生が
「支えられ上手になる方法」
として
「介活6か条」
を提唱されており、介活するうえでとても重要な指針です。
詳細は「終活だけじゃたりない!「介活(介護活動)」を忘れていませんか?」でご覧ください。
終活だけじゃたりない!「介活(介護活動)」を忘れていませんか? まとめ
いかがでしたでしょうか?
終活だけでなく「介護活動」についてもご興味を持っていただき、よりよい老後に向けての準備の手助けになれば幸いです。
それではかんたんにまとめていきましょう。
介活(介護活動)とは?
・ご家族の介護が必要になった または 将来、介護を行う必要になることを想定した「介護活動」
・ご自身が将来介護されることを想定した「介護準備活動」
介活の目的は?
ご自身・ご家族の老後リスクを削減・軽減していくために行います。
介活で行うこと5つ
①「健康寿命」を延ばす
②「介護保険」や「介護休業」などの法律を勉強しておく
③「住まい」は自宅か介護施設か想定しておく
④「蓄財」して介護サービスを受ける資金を準備する
⑤「介護を受ける心構え」を知っておく
介護前段階(要支援1-2まで)に行う介活
①健康管理
②自宅のバリアフリー化
③介護段階に向けての準備
介護段階(要介護1~5)に行う介活
①訪問介護など居宅サービスを受ける
②デイサービスやデイケアなどで通所介護サービスを受ける
③介護老人福祉施設や介護老人保健施設などの施設サービスを受ける
④通所介護や居宅サービスから施設サービスへ切り替える
「介活ノート」のススメ
①介護基本7情報
②延命措置が必要か否か
③どんな高齢期を過ごしたいか
介活を円滑に進めるための心得「介活6か条」
「支えられ上手」になろう
以上、ご参考になれば幸いです。
なお、本記事は「終活だけじゃたりない!「介活(介護活動)」を忘れていませんか?」の要約版です。
詳細は⇩の画像をクリックして飛んだブログ記事をご覧ください。
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