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教育ってなんだろね

おはようございます!

ぬくぬくママSUN’Sのかなちゃんこと中村香菜子です。

いよいよ今日から高松市は分散登校が始まりました。と言っても、我が家の子供たちは明日からですが・・・半分の子供たちは今日から登校。

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ぬくぬくママSUN’Sの現在のリアルユーザーのみなさんには小学生のママは少ないかもしれませんが、今日は我が家の長かった春休みについて書いてみようと思います。

うちには、中3、小6、小2の三人のこどもがいます。

2月27日木曜日の夜・・・私は副代表のまいこちゃんと、次々と中止になっていくコミュニティセンター等での講座の対応や、今後の活動について話し合い、決定し、みなさんにお知らせしている最中でした。

もう今日はこれで終わりにしよう・・・とした時です。安倍首相の全国一斉休校の知らせが飛び込んできました。

そのまま、パニックでまいこちゃんと連絡を取り合いながら、「嘘じゃないのか」と思いながらドキドキと夜を過ごしました。日本中の何百万人の子供に関わる大人が眠れなかった夜だと思います。

あれは、急で説明がなさすぎる、ひどい対応だったなと振り返っても思います。子供とかかわりのない一部の人から「当然じゃないか」という声も聞きましたが、これだけは私はおかしい対応だったと思います。

それから始まった休校。香川県が感染者0人なのになぜ?という想いの中で始めた子供たちの預かり合い。ニュースでも取り上げていただきました。

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最初は、子供たちに学校でしていたことと、できるだけ同じようなことをさせなければと暗黙に考えてしまい、子供たちの勉強時間が確保できないことや、学校のカリキュラムが遅れてしまう事に、ものすごくストレスを感じていました。

そんなときも、ぬくぬくママSUN’Sの事務局メンバーはもちろんのこと、近所の古くからのママ友と情報交換したり、励まし合ったりして、気持ちを整理してきました。

今回のことほど、「ママ友とのつながり」が大事だと思ったことはありません。(みなさんも、子供が小さい時に知り合ったママ友を大事にしてくださいね)

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4月頃になると、緊張感が高まってきましたが、だんだん休校に対しては、慣れも出てきたように思います。様々な立場の人と、子供の学習や教育についても意見交換、議論をさせていただく中で、

学校がないことにストレスを感じているのは、固定概念がある大人たちのほうが多くて、子どもはそんなに感じていなく、学習の遅れって、そこまでのことではないのではないか、という話をたくさん聞きました。

そして、私自身は、「学校に行かない体験」というすごい体験をしているんだと考え方を切り替えていきました。

自宅でのテレワークになって、なかなか仕事に集中できない大人がいるというニュースも聞きました。こどもはもちろんそうですよね。

家なのに、学校と同じようにいくはずがありません。

同じようにしようと思う固定概念をまず、外しました。

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また、ゲームやテレビばかりになってしまう、などのストレスは高いです。
ゲーム条例どころじゃない(笑)

でも最近ではオンラインでともだちとつながってゲームする技も自分で取得していて、そんな技もこの休校があったから得られたようです。

中学生に至っては、部屋からほとんど出てこなくなってしまいましたが、(友達とスマホでつながった世界で生きているのでしょう)それも大切なプロセスであり、体験なのではないかと考えるようになりました。

(もちろん親としてかなりストレスはあります)

そんなとき、トップ画にしたちびまる子ちゃんの一コマをある方に教えていただきました。ママではない方から送ってもらったのですが、本当にいい1コマだなと心に響きました。

(ちびまるこちゃん12巻「まる子じぶんの未来を見に行く」の巻より)

産まれてからしばらくは一心同体だった子供とママ。

少しずつ少しずつ、肌が離れ、手が離れ、それぞれの人生を進めていきます。親子であっても、私と子供たちはひとりひとり感じ方も考え方も、好き嫌いも違います。

休校の3か月の間、だらだらとテレビを見たり、生活リズムが崩れたり、さまざまなマイナスのことがありました。

それでも、彼らは与えられた時間ではない、「自分の時間」を過ごすことができたのではないかと私は思います。

9月入学も検討されていますが、同じ年齢の子供たちが、同じ学習を一斉にするということが、必ずしも「いい教育」というわけではないのかなという想いも少なからず私の中で大きくなってきました。

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中学生になるとクラスに1,2人は必ずいる不登校・・・なぜそのようになってしまうのかを考えると、学校のありかたも見直されてもいいのではと思います。

読み書き計算、歴史や科学といった知識を吸収する学習はいつでも、どこでもできる。

子供たちの「今この瞬間」に必要なのは「失敗」を含めた「体験」だろうと私は思うのです。

忘れ物をしない、テストで悪い点をとらない、友達と喧嘩しない、病気にならない、けがをしない、・・・

そんな子供時代を過ごした人が、いい大人になると思えますか?

私は3人の子供の親です。当たり前に、子供たちに失敗してほしくない、つらい思いをしてほしくないと思っています。病気やケガもできるだけしてほしくないと思います。しかも、強く思っています。

でも、親だからこそ子供を信用して、子供にさまざまな「体験」をさせてあげることが大事だと、思うようにしています。

子供になにかトラブルが起こっているとき、「ああ、いい体験をしている」と考えると少し心も楽になります(もちろん命などにかかわらない範囲ですが)

学校がないなら、ないなりに、遠くへ出かけられないなら、それなりに、そこにはプラスマイナス両面がある「体験」がそこにあります。

戦争や災害もないに越したことはありませんが、その「体験」が、こどもたちを成長させ、大人たちを一歩先へ押し出してくれた面もあると思います。

そんな風に3か月を経て思えるようになりました。

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3ヶ月の間、親の私が考えながら活動をする姿、家でたくさん見てもらうことができました。

大河ドラマを一緒に見て、戦国時代に興味をもったり、友だちと青空の下たくさん遊んだり、普段外食の少ない我が家では、食べたことのない分野の料理をテイクアウトでいただいたりしました。

洗濯を干したり、ごはんを作ったり、
手伝いもできるようになったことが増えた気がします。

学校のストレスがなく、無理なく過ごせるので、
みんなが元気に過ごせました(苦笑)

できなかったことは山ほどあります。
運動会、できなくて、残念すぎます。
修学旅行、どうなるんだろう。

まだまだ不安はあります。
でも、いい体験です。

大人になったちびまるこちゃん(さくらももこママ)みたいに、

何が起こっても、母であるけれど、私の人生をきちんと「私」がすすめながら、子供たちの人生も見守っていきたいなと思うのです。
「こどものために」あたふたせず、
「ただ、自分らしく私が幸せに生きる」

自分が幸せに生き、その幸せが身体の先からあふれでたぶん、こどもたちを、まわりの人を、幸せにできるんじゃないか。

そんな気持ちです。


できるだけ、仲良くしながら♥

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