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完璧でない私だから。

おはようございます。ぬくぬくママSUN'Sのかなちゃんこと中村香菜子です♡

土曜日、KSB瀬戸内海放送にて、報・動・力「そのママでいいの」と題した、ぬくぬくママSUN'Sを半年間追ったドキュメンタリーが放送になりました。ご視聴ありがとうございました。

★再放送:10月6日(火)深夜1時30分~★

用意していたURLから回答できるアンケートには既に50件以上の感想がよせられ、私自身や、団体のメンバーにもたくさんの方から共感、応援、賛同のメッセージをいただきました。本当にありがとうございました。

これからぬくぬくママSUN'Sのブログ等で、みなさんの感想を紹介させていただきたいなと思っております。

私自身が、ドキュメンタリーを見た感想を少し今日は書こうと思います。

半年以上、多い時は週に2回くらいぬくぬくママSUN'Sに通ってくれたKSBの山下ディレクター。何百時間データがあるんだろう・・・( ;∀;)と、みんなが心配になるほど、撮りまくり、そして話しまくり、私とも頻繁に連絡を取り合っていました。

いつの間にか、メンバーの一員のように、誕生会に参加してみたり♪そのうち、みんな山下さんが大好きになりました。

そうやって過ごした日々を、あの1時間番組にまとめる作業。そして大切なところがギュッと凝縮した内容。本当にスゴイって思いました。注目していただき、一緒に心動かしていただき、そして作品に仕上げてくださり本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。

たった半年、1年前なのに、みんなの表情はどこか今と違います。

そして、こどもたちの成長はめまぐるしいものがあったと気づきました。

歩けなかった子が歩き、話せなかった子が話し始めています。

どれだけこの短い月日が、貴重で、大切な日々だったのか映像はリアルに訴えかけてくれます。こんな大切な時間をコロナ禍の中で、命を輝かせることなく、孤独に暮らしている人が社会にたくさんいるという現状がとても悲しいなと感じます。

私自身、山下さんに見つめられながら過ごしたこの半年、本当に激動の日々でした。番組にでてきた3月4月5月は社会全体がヒリヒリしていて、私自身もどんな顔をして、何をしゃべっていたのかはっきり思いだせないほどです。それでも、毎日必死で、生きていました。

テレビの中に映る自分は、強そうで、元気そうで、しっかりしてそうで、すごいなって、私も思いました。

テレビを見た身近な人からは

「頑固おやじ」とか、「ヤンキーの総長」とか、言われましたが(笑)

私自身は、あの時は、苦しかったな、しんどかったな、体のどこかが痛かったな・・・思い返せば、そんなにすごく健康な状態でもなかったなと思います。いつもどこかしんどい、そんな完璧ではない私でした。

考え方や、ミーティングのすすめかた、みんなへの対応もいつもどこか不十分なところがたくさんありました。

ぽろぽろ弱音や愚痴をすぐに言ってしまう私に

「代表としてそんな弱気を言わないほうがいい」

そんな言葉も身近な人から言われもしました。そのたびに、反省したり、自分で自分を見つめ、私はどこへすすめばいいのかを考えていました。

その頃、番組内で「ゆかちゃん」が詩の朗読の中で言ってくれた言葉「完璧じゃないことが完璧」という言葉を、私が心のよりどころの一つとしている方から教えていただきました。

私にとっては、もっと元気になりたい、もっと、いい代表になりたい、もっといい母親になりたい、もっとうまくいくぬくぬくママSUN'Sにしたい、そんな想いを抱いているときに、ふっと、その言葉が私に染み入ってきました。

そしてそれをメンバーに紹介すると、みんなの中にもすっとそれが入っていったようで、そこが、番組にも取り上げられていてなんだか胸が熱くなりました。

私も、あなたも、地域も、社会も、国も、社会も、きっと、完璧ではない。

完璧ではないことが、完璧。

ずっと、完璧ではないからこそ、その先へ人はいこうとすることができる。

その先を見ようとすることができる。

ミスチルの「終わりなき旅」がいつも私の頭に流れてきます。

閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていて/きっときっとって僕を動かしてる/いいことばかりではないさ/でも次の扉をノックしよう/もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅
誰のマネもすんな/キミはキミでいい/生きるためのレシピなんてない

人のせいにしない、人の評価に頼らない、自分は自分。

たった一人で、自分自身の人生を自分だけのレシピで生きるしかないのです。

でも、人生の旅は、独りじゃないです。

他者との交わることで、ドーナツの穴のように、なにもないはずのところにうまれる形、すなわち自分自身を知っていく旅でもあります。

私は、ドキュメンタリーに出てきたようなかっこいい人物ではありません。いっぱいいっぱい、山下さんにもそれを見せてきたと思います。

それでも、みんなが私の背中を押してくれる。「かなちゃんはかなちゃんでいいんだよ」って言ってくれる。

だから、あんなにかっこいい私がドキュメンタリーの中に産まれたのだと思います。

誰かの出す答えや道を進むのではなく、私は私を突き抜けて、私の道を進むしかないじゃないかって思うのです。

コロナ禍において、「正解はない」と言う言葉がよく使われます。

それは本当です。誰から見ても100点の答えはありません。自分自身から見ても100点の答えは出せません。でも、今の自分にどれだけ正直でいられるか、という基準でなら、100点に近い点数がでるような正解が出るのではないのかと思います。

緊急事態宣言が出て、保育所クラスターが出て、どうしても講座の開催やサークル活動を休止せざるを得なかったとき、みんなが「正しい判断だ」と言ってくれました。番組の中で「それは違う、苦渋の決断だ」と私は言いました。私の中では、「やる」という選択肢しかなかったから、それを「正しい」と言われたときに、「違う」と感じたのだと思います。

自分のものさしを社会に合わせたとき、苦渋の決断の「やらない」ということが出てきたのだと思います。

大きな社会の波が襲ってきたとき、越えられない波に溺れる必要はない、と思います。その時は「苦渋の決断」が必要です。

でも、自分自身にいつも私は問いたい。

「今私はどっちにすすみたいんだ?」

「私は今、何を大事にしているんだ?」

そんな自分でありたい。

完璧でない私が、完璧でないみんなと、完璧でない世界で、

これからも元気だったり、元気じゃなかったり、強かったり弱かったりしながら、それでも自分のことと、周りのことを大切に命をかみしめながら命を輝かせて、命が終わるその日まで生き切りたいと思います。

本当に小さな小さな私たちのぬくぬくママSUN'Sに光を当てていただき、たくさんの方に届けていただきありがとうございました。

これからも私は私を生き切ろうと思います!

忘れたくないこと。

大切なのは、愛です。そして自分と、目の前にいる人たちです。

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