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小さなちいさな田んぼを楽しむ(2)田んぼの初夏の生き物たち

ぬくみねっと トモです!

前回は田んぼシリーズ開始ということで、まず最近の田植えについて書きました。
今回は今田んぼにいる生き物たちについて。
苦手な人もいるのかな?


田んぼの泥

6/10 山の田んぼにて

小学生の時、田んぼで田植えを体験された方も多いと思いますが
田んぼには一面に泥が満ち満ちています。

どこが畦でどこが水路でどこが田んぼなのか境界があいまい

粒の細かい鉱物と有機物とが混ざったのが稲を植えるやわらかい部分、その下に水が下側に漏れることを防ぐ粘土の層が出来ます。

謎の穴

よく見ると、柔らかく凸凹している表面に細かい穴があります。
断定は出来ないのですが、イトミミズが中に住んでいて、十分に酸素が行き届いているので外には出てきていないという可能性があります。
写真に残ってはいませんが赤いイトミミズを見ることができました。
このイトミミズが葉っぱの腐ったものなどを食べて糞として出したものが泥の表面になるようです。これにより稲が根を張る柔らかい泥が作られるんですね。
田んぼにはなくてはならない存在ですね。

カエルたち


先の写真の中にカエルの卵らしきものも見えます。

そこかしこにいるけど

そして田んぼといえばオタマジャクシ。オタマジャクシのいない田んぼなどないといってよいくらいです。
頭のサイズが7mmくらいかな
大きなカエルではなさそう。
泥の表面をつついたり、たまに水面でパクパクしたり、のんびりとしたものです。
これを10日前くらい前に見た時はもっと小さくて、もっと大量にいたのだけど。

親かな?

これは体長3cmくらい。ヌマガエルというやつだろうか。
たまに田んぼの縁あたりで鳴き声が聞こえます。

畑にシートを貼ったりして雨で水たまりが出来たら、彼らは目ざとく産卵します。2週間ほど前には、晴れが続いたら干からびるのではないかという小さな水たまりに数百という小さな黒いオタマジャクシがひしめいていました。

ヤゴかと思ったけど、それにしてはやたら早く泳ぐ

そして今回、先のシートを久しぶりに観察するとオタマジャクシは減り謎の節足動物が素早く泳いでいました。
これ最初はわからなかったのですが、調べたところゲンゴロウの幼虫のようです。
実際に同じシートに黒くて小さな成虫も泳いでいました。
(写真みつからず)
幼虫も成虫も確実にオタマジャクシを食べていますね。

今回はここまで。
明日も水田の生き物の続きをば。

(続く)



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