どこに注目するか?~ささやかな「出来た!」を認めること~
週末、夜寝る前にぴよこ(9歳)が、
「何か落ち着かない・・・」
と言い始めたので、ゆっくり話を聞いていたら。
「今日は全然何も出来なかった。。。
宿題も、ピアノの練習も、お手伝いも。
他にもやりたいこと沢山あったのに・・・
今日は何も出来なかった日だ。。。」
頭の中が出来なかったことだらけで、もやもやしているみたい。
その日は、
午前中家族でゆっくり過ごして、
午後から、楽しみにしていた月1の科学実験教室に行って、
友達と公園で遊んで、
ずっと買いたい!と言っていた自転車を買いに行って、
晩ご飯を食べながら、みんなで映画を見て。
私からしたら、楽しいこといっぱいの盛りだくさんの一日!
でも、目の前にいるぴよこは、
“出来なかった”ことで頭がいっぱい💦
そこで、前に教えてもらった、ランドルト環の話を思い出した。
視力検査に使われるこの記号→【C】ランドルト環。
視力を測るとき、円が欠けている所に注目する。
それと似たように、
人は「欠けている所」に注目する性質がある。
大体の人は、1日のうちやらなきゃいけないことの95%は出来ている。
けれど、出来なかった5%に注目しやすい。
欠けている所に注目すると、、、
「出来てない!何とかして埋めなきゃ!!」
と焦りや不足感が生まれて苦しくなる。
逆に出来ている所に注目すると、、、
「こんなに沢山出来てるじゃん♪」
とほっと安心感や充足感が生まれてくる。
欠けている所だけに注目すると、出来ていることまで霞んでしまって、
「出来ていない!!!」感覚に支配されてしまうけれど。
落ち着いて、些細なことでも出来ていること、よかったことに注目すると、
・朝起きられた
・顔を洗えた
・お気に入りの服を着られた
・ご飯をおいしく食べられた
・家族と大笑いした
・弟と車やさん遊びができた
・お昼が大好きな焼きそばだった
・実験教室でスライムを作れた
・友達のスライムと混ぜて虹色みたいになった
・みんなで見せ合って楽しかった
・公園の新緑がきれいだった
・天気で空気が気持ちよかった
・シロツメクサのいい匂いがした
・葉っぱで工作できて楽しかった
・いつも通らない道にきれいな花が咲いていた
・自転車やさんに行けた
・お気に入りの自転車が見つかった
・・・・・
書き切れないくらい沢山の、ささやかな「出来た」がある。
それを一つ一つ思い出してみると、
今日一日が、何だか愛おしく思えてくる。
出来てないことがあることに変わりはないけれど、
どこに注目するかで心の中に湧き上がる気持ちは全然変わってくる。
今日一日を二人で振り返りながら、そんな話をして、
「せっかくだったら、今日頑張った自分、楽しんだ自分に目を向けて、
お疲れ様~♪ 今日もありがとう^^
って思うのもいいよね。
そして、出来てない💦って思ったことは
明日の自分によろしく!ってしとこ!笑
お母さんも明日の自分に任せて寝るわ~♪」
と話をしたら、ちょっとほっとして寝始めた。
一日の過ごし方も、自分に対しても、子どもに対しても、
欠けてるところが気になって、
「このままじゃダメだ、何とかしなきゃ」と思いがちだけど、
すでに出来ていること、持っているものの良さをしっかり認めて、
大事にしていきたい。
そうしたら、きっと、
欠けていることも、まるっと愛おしく思えてくる。
そんな視点を大事に過ごしていきたいと思ったのでした^^♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?