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介護保険制度

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これから介護保険制度がどうあるべきかを書いてみました。
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2021年7月の記事一覧

介護施設!大きいことはいいことだ!

介護施設!大きいことはいいことだ!

大規模のメリット介護事業では、小規模を優遇する策が多くあります。例えばデイサービスセンターでは「大規模減算」という言葉があるくらいですから、小規模、地域密着型の方が単価が高い設計となっています。

また、ケア、サービスにおいても、小規模の方が「きめ細かい」と言われます。「家庭的」で「居心地が良い」と評価されます。

一方、大規模は「大雑把」で「集団介護」であり「一人ひとりを大事にしてくれない」と。

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処遇改善加算実績報告がわからなすぎる。。

処遇改善加算実績報告がわからなすぎる。。

7月30日が締め切りこんにちは。介護経営コンサルタントの糠谷です。介護職員処遇改善加算の実績報告は7月30日が締め切りですね。きっの給与台帳と奮闘している方々がたくさんいらっしゃるとおもいます。

しかしながら報告書のエクセルフォーム、複雑すぎます。ある会社の経理スタッフから「もう無理です」とお手上げ連絡がきたので、試しに数字をいただいてある部署のものをやってみたのですが、何回やってもうまくいきま

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地域包括ケアは大規模多機能連携サービスで完成させる

地域包括ケアは大規模多機能連携サービスで完成させる

小規模多機能は良いけれど・・こんにちは。介護経営コンサルタントの糠谷です。小規模多機能型居宅介護というサービスがあります。「通い(デイサービス)」を中心として要介護者の状態に応じて、随時「訪問(訪問介護)」や「泊まり(ショートステイ)」のサービスを、組み合わせて利用できる、とても良い仕組みです。

静岡に住む私の99才の祖母も利用していて、とても助かっています。ほほ寝たきりだった祖母は、いまは車い

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施設を増やさなきゃ介護士の給料は上がらないという真実

施設を増やさなきゃ介護士の給料は上がらないという真実

介護事業の売上には上限があるこんにちは。介護経営コンサルタントの糠谷です。

訪問介護、訪問看護などは別として、特養、老健、GH、有老、デイサービスなどなど、定員がある事業は、売上に上限があります。

売上は「客数」✕「客単価」であらわされますが、介護事業の場合には「客数」は定員でしばられ「客単価」は全国一律で報酬単価が決まっています。

つまり、定員いっぱいになったら、売上を上げる方法がほぼない

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デイサービスが社会保障費抑制の鍵だ!

デイサービスが社会保障費抑制の鍵だ!

デイサービスでこんなにできる!こんにちは。介護経営コンサルタントの糠谷です。介護保険制度改正のたびに、「デイサービスは儲けすぎだ」とか「軽度は地域密着型にすべきだ!」とかたたかれます。本庁のある方がオフレコで「増えすぎたから減らすべき」なんておっしゃっていたこともありました。

しかしよく考えてみてください!
こんなに万能なサービスありますか?

デイサービスでできることってこれだけあります!

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医療・介護保険の自己負担を考える

医療・介護保険の自己負担を考える

自己負担1.1割ってダメ?よくセミナーやインタビューで話すのですが、あまり取り上げてもらえないこと。

医療や介護の自己負担って、1.1割とか1.15割とか小刻みにできないのでしょうか。1割から2割って、負担する側には倍だから到底受け入れられない。反対は起きますよね?

しかし0.1単位で小刻みに動かしたら?これだったら負担者もなんとか承諾できるのでは?

しかも、報酬改定のときではなく、毎年でも

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