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マインドセットを培う為に


※マインドセット『やればできる』の研究(キャロル・S・ドゥエック著書)より

子供というのは敏感でどんなメッセージに対しても自分がどのように思われているのかを感じとる。


例として以下のようなことが書かれてあった。

5歳の子供が母親に連れられて幼稚園の見学に行った時
子供は「あの下手糞な絵は誰が書いたの?」
母親は「素敵な絵じゃない!下手くそなんて言うんじゃありません
また、その子は壊れたおもちゃを見て「この消防車を壊したのは誰?」
母親は「誰が壊したのかわかっても仕方ないでしょ?知らないお友達ばかりなんだから

これはマインドセットを培う為の答えにはなってないという。


実はそばに先生もいて、何をその子が知りたいのかをわかっていてこう答えたらしい。

絵に関しては
ここでは上手な絵を描く必要はないの。好きな絵を描いてね

壊された消防車に関しては
おもちゃは遊ぶ為にあるの。だから、時には壊れてしまうこともあるわ

こういった発言からも分かるように親が我が子に伝えているメッセージについて考える必要がある。


上記の場合、母親は描いた子が近くにいた時に傷つけない為にそう言ったのかわからないが、子供の意見を否定しているだけだ。
おもちゃの件に関しては、「誰なのか」と言う興味をはぐらかす回答になっているが、子供がそもそも「なぜそういう質問をするのか」理解していないことになる。

こういう親の発言を聞くだけで家庭でどういう教育がなされているのかが分かる。おそらくだが、子供が何かにチャレンジして物を壊してしまった時は、なぜそれをやったのかと子供のチャレンジ精神よりも起こった結果で損をしてしまったことに対して問い正してるんではないだろうか。

絵に関してもそうで、自由に書いた絵で本人が納得いってないとしても親に見せた時「上手ね〜でもあなたには○○の方が良いかもしれないわね」や「もう少し○○が○○だったらもっと良くなりそうだね」など、子供だから大人と同じように物事の判別が付かないと思ってはぐらかしたり、結果が重要だと思われるような言葉を家でなげかけてる可能性がある。

前記事でも綴ったように、偉人伝に載るような有名な学者、神様と呼ばれるようなスポーツ選手は幼少時「君にはそんな才能はない」「向いていない」と言われ続けてきた人がほとんどだとこの本には書かれてあった。

私が親だったとして、この本を手に取ってなければ先生側の発言ではなく、今回登場した親側の発言をしていただろう。

子供の時に指導してくれる先生や親の発言の重要性が非常によく分かる一例だ。


この本を参考にして綴ったnoteはこれで16つ目になるが、大事だと思うからこそ載せたくなりこんな数になってしまっている。

要するに私は早起きや、ランニング、朝の読書などの脳の為の習慣化など出たかもしれないが、単純に身につけるべき成長マインドまではまだ手に入れられてないということだ。

今回の例は子供に対してだったが、同じ大人に投げかける際も気をつける必要がある。

自分が発した言葉はまず自分の脳に響くもの。

日々、自分の口から出る相手への発言にも注意を向けて行こうと思う。






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