休みやすい職場を作る意義
アラフォーの知人から転職の相談を受けました。介護系専門職の彼女から
「夏休みも冬休みも無く連休が取りにくいから、転職したい」
その職場はきちんと労基法は守っています。週休2日制、法定の有給休暇も付与される。
ただ、介護系職なので週休2日は連休ではなく、また企業文化として有給休暇を連続して取ることもしにくいそうです。
また、「あーあるある」なのですが、パワハラちっくな管理者がいて、全員の土日何日出たか、誰がいつ有給を取ったかをいちいちチェックして、チクチク言うのだそう。
彼女が連休を取りたいのは、地方に住む要介護状態の親に会いに行きたいから。
「介護系専門職なのに」と、忸怩たる思いもあります。
では、その仕事は全般的に連休が取りにくいのか?というと、否。
別の会社に転職した同業の友人はこの夏休みに10連休を取得していたとのこと。
なお、この友人が転職した人員のマイナスを補充できていないので、残った人はますます休みが取りにくい。
これ、象徴的だなーと。
同業でも、休みが取りやすくパワハラ等ハラスメントがない職場に人が移動する。
いくら法律を守っていても、しっかりと従業員に寄り添っていない職場からはどんどん人が去る。そして人が採用できないデフレスパイラル。
医療系・介護系・保育系・飲食系・製造系
マンパワーがどうしても必要な職場は、介護に限りません。
どこも人がいないと成り立たない。最近の人手不足倒産は、実は休みにくい企業文化とか、そんな「昔は当たり前」が通じなくてはじまるのかもしれませんね。
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