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現役の経営コンサルタントです。 東大卒→官僚というコテコテのキャリアから転身して現職…

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現役の経営コンサルタントです。 東大卒→官僚というコテコテのキャリアから転身して現職です。コンサルタントがなかなかアプローチできないベンチャー・起業家・個人事業主にも経営の情報を届けたいという思いから、仕事等で得た知識・気づき、おすすめの書籍などを紹介しています。

最近の記事

【お知らせ】ブログに移行します!

いつも読んでいただきありがとうございます! このたび、ブログを立ち上げまして、今後はそちらで記事の更新を行っていく予定です。 フォローしていただいている方には申し訳ございませんが、今後はブログでお楽しみいただければ幸いです。 ブログのURLはこちらになります。 なんでブログに移管したの?といったことはこの記事に(直接ではないですが)書いています! 今後ともNUKをどうぞよろしくお願いいたします。

    • クオリティ株モメンタム投資 今月の運用方針変更点と12月の結果発表

      ビジネスモデルや業績が優れた銘柄の中から、特にモメンタムが高い銘柄に集中投資することで、優良銘柄の旬な時期を共に過ごすことを目指した「クオリティ株モメンタム投資」を2020年10月末から実践しています。 今回の記事は、12月中に行った投資方法のブラッシュアップの内容をお知らせするとともに、12月のパフォーマンスを振り返ります。 過去の関連記事 ・基本的な内容と有効性に関する理論的な内容についてはこちら ・バックテストの結果とこの投資法が向く銘柄の考察についてはこちら ・2

      • モメンタム投資の売り時を考える

        これまでモメンタム投資についていくつか記事を書いてきましたが、どちらかと言えば「何をいつ買うか?」という観点からの分析でした。 しかし、2ヶ月実践してみたところ、買いはイナゴ投資家っぽい立ち回りをすればいいだけになるので、心理的には割と楽でした。 一方で、売りのタイミングは結構心理的に難しいなと感じたので、今回は、「いつ売るか?」という観点からモメンタム投資について整理したいと思います。 売り時は非常に難しく、私もまだまだ勉強中ではありますが、理論的にはここに書いたよう

        • 2016年以降のテンバガーの深堀分析(セクター、チャートの形、ファンダメンタルとの関係性)

          先日、2016年以降にテンバガーを達成した銘柄の一覧を記事にしました。 (前回の記事はこちら。) 今回は、そのうちのTop50銘柄程度を抽出し、各銘柄のセクターの分類、株価の上がり方、業績と株価の関係などについてより深堀をして分析していきたいと思います。 今回分析する銘柄の一覧今回分析する銘柄は以下の54銘柄です。 ちょうど50銘柄ではなく54銘柄にしたのは、51~54位に皆さんの関心が高そうな銘柄が固まっており、せっかくなので分析対象に入れてしまおうと考えたためです。

        【お知らせ】ブログに移行します!

        • クオリティ株モメンタム投資 今月の運用方針変更点と12月の結果発表

        • モメンタム投資の売り時を考える

        • 2016年以降のテンバガーの深堀分析(セクター、チャートの形、ファンダメンタルとの関係性)

          2016年以降のテンバガー一覧

          なぜテンバガーを探すのかよく言われる最強の投資法の一つとして、「長期で伸びる銘柄を買って気絶する」というものがありますよね。 これは投資の究極系だと私も思いつつ、しょーもない銘柄を抱えて気絶してしまうと意識を取り戻したときに大変なので、「買ったら気絶してていい銘柄ってどんな銘柄なんだろう」ということを過去の大化け銘柄から分析しよう、と思い立ちました。 そこで、FINBOXをゴリゴリ使いながら2016年以降のテンバガー達成銘柄をスクリーニングした結果がこの記事になります。

          2016年以降のテンバガー一覧

          【ほぼ雑記】私の投資経験のこれまで

          本日の記事の発端となったツイートはこちら。 このツイートをした2020年12月1日現在、EV、大麻、ワクチン系等のグロース株を中心にマーケットが非常に好調です。 大統領選挙とコロナワクチンの開発成功が近いというニュースで一時マーケットは荒れたものの、その後はほぼ一直線に株価が伸びつつけました。 そういった状況ですので、お調子者の私はつい「僕、株がわかってきたかも」と勘違いし、あれやこれやと評論家じみたことをツイートしたくなってしまいます。そして私がこういったモードになったと

          【ほぼ雑記】私の投資経験のこれまで

          クオリティ株モメンタム投資 11月の結果発表と12月の買い候補銘柄

          これまで、私が10月末から実践している「クオリティ株モメンタム投資」という方法について、いくつか記事を書かせていただきました。 簡単にご説明すると、私の投資法は以下①~③を行う投資法です。 ①買い候補銘柄の選定 ファンダメンタル(ビジネスモデル、利益率、成長率、業種等)を元に、クオリティの高い株を15~20銘柄選ぶ。 ②モメンタムの確認 15~20の買い候補銘柄の過去の値上がり幅を高い順に並べ、トップ5銘柄を確認する。 ③株の売買 トップ5に変動があった場合には、トップ5か

          クオリティ株モメンタム投資 11月の結果発表と12月の買い候補銘柄

          私が今実践中の「クオリティ株モメンタム投資法」をバックテストしてみました

          以前、私が今実験中の投資手法「クオリティ株モメンタム投資法」をご紹介しました。(その記事はこちら) その投資方法の概要は、以下のとおりです。 ①買い候補銘柄の選定 ファンダメンタル(ビジネスモデル、利益率、成長率、業種等)を元に、クオリティの高い株を15~20銘柄選ぶ。 ②モメンタムの確認 月末に、15~20の買い候補銘柄の過去の値上がり幅を高い順に並べ、トップ5銘柄を確認する。 ③株の売買 先月からトップ5に変動があった場合には、トップ5から外れた株を売り、新たにトップ

          私が今実践中の「クオリティ株モメンタム投資法」をバックテストしてみました

          $FUTU のアプリ "futubull"を使ってみました

          Futu Holdings($FUTU)のアプリ"futubull"を使ってみた感想をtwitterでつぶやいたところ、思いのほか反響をいただいたので、せっかくなのでちゃんとまとめておきます。 この記事は右に「¥200」と出ていますが、最後まで無料で読めますのでご安心ください。 Futu Holdings とは?まず、Futu Holdings とはどのような会社なのか簡単に把握しましょう。以下はInvesting.comの企業情報からの引用です。 フートゥー ・ホール

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          $FUTU のアプリ "futubull"を使ってみました

          私が今実践中の「クオリティ株モメンタム投資法」について

          私はかれこれ5年くらい米国の株式に投資してきましたが、今月から、少し変わった(少なくとも僕は他にやっている人を見たことがない)投資法を実践してみることにしました。 この「クオリティ株モメンタム投資法」は、ビジネスモデルや業績が優れた銘柄の中から、特にモメンタムが高い銘柄に集中投資することで、優良銘柄の旬な時期を共に過ごすことを目指す投資法です。 この記事では、その投資法の内容と、その投資法の有効性を裏付ける研究結果、想定されるリスクについてお話します。 ※この記事は、投

          私が今実践中の「クオリティ株モメンタム投資法」について

          競争を避け、高い利益率を保つためには? 現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える③

          前回、前々回と、「経済的な堀」とは何か、どのように作るのかということについて書いてきました。 今回は、それらについてより深く知りたい!という方のために、前回・前々回の記事を書く上で参考にしたビジネス書の中から、特に有用と思われる本を厳選して紹介していきます。 本の名前のところをクリックするとアマゾンのページにとべるので、気になった本はぜひチェックしてみてください! 記事の全体像 今回の記事は、書いているうちに非常に長くなったため、3部作(予定)になっています。 ① 「堀

          競争を避け、高い利益率を保つためには? 現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える③

          競争を避け、高い利益率を保つためには? -現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える②

          前回記事に引き続きでは、11類型の「堀」を紹介しました。そうなると、次に気になるのは「どうやって堀を作ればいいの?」だと思います。 そこで、どのように堀は作られるのか?どのようにして強化されるのか?と「経済的な堀」の作り方について考えていきたいと思います。 記事の全体像今回の記事は、書いているうちに非常に長くなったため、3部作(予定)になっています。 ① 「堀」のパターンを11類型に分けて紹介します。(前回記事はこちら) ② 「堀」はどう作られていくのか、ということを私見

          競争を避け、高い利益率を保つためには? -現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える②

          競争を避け、高い利益率を保つためには? -現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える

          前回、独学で経営を学ぶために読み漁った本の中から、特にためになり紹介せずにはいられなかったビジネス書8冊を紹介する記事を書きました。(前回の記事はこちら。) そうしたところ、8冊目の「マイケル・ポーターの競争優位」のところで説明した「差別化要因を真似されないようにする『防波堤』」について反響をいただいたので、今回は特に、そこを深堀する記事を書こうと思います。 ※先日の記事では「防波堤」という言葉を使っていましたが、これはあまり一般的な表現ではなく、一般的(特に投資界隈)には「

          競争を避け、高い利益率を保つためには? -現役経営コンサルタントが全力で「経済的な堀」の作り方を考える

          現役経営コンサルタントが厳選した、実務で役立つ上に面白いビジネス書8選

          記事の概要:おすすめのビジネス書紹介します!こんにちは。NUKです。 この記事では、経営コンサルタントの僕が、独学で経営を学ぶために読み漁った本の中から、特にためになり紹介せずにはいられなかったビジネス書達を紹介していきます。 僕は新卒で国家公務員になったのですが、公務員として働いているうちに、もっとビジネス寄りの立場で仕事がしたいと思い、経営コンサルへ転職しました。 転職を思い立った時、元の職がビジネスと程遠いこともあって「今の自分ではコンサルには転職できない、転職でき

          現役経営コンサルタントが厳選した、実務で役立つ上に面白いビジネス書8選