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ウチとソトの関係について

ウチとソトの関係と聞くと、大半の日本人は、あーーーっと、言葉の意味をちゃんと説明できなくとも、なーんとなくイメージを持てる方がほとんどだと思います。
日本語教育としてのこの言葉の説明は下記リンクにあるので気になる方は見てみてください。

ウチとソトについては、日本語教師の勉強を進めていく中で頻繁に登場します。実際のところは言葉そのものを外国人に教えるというより、ウチとソトという概念や会話例、敬語を教えるということが多い印象です。
そのような経緯もあるため、日本語教師養成の学習者はかなり初期の段階で、ウチとソトは勉強します。
また説明と概念を理解するための参考本ということで何冊か紹介されていたりもします。そのような本の一冊が今回表紙にしているとしている、「タテ社会の人間関係」という本です。
この本はかなり古い本で社会人類学者の中根千枝さんが1967年に出版した日本論であり、半世紀近く読み継がれているベストセラーです。
この本のすごいところは古いと感じない内容であること、いまだ、様々な学者たちがこの本をベースに賛否の議論をしていることです。あと個人的感想としては、内容構成全般的に、理系の人間が読んでも読みやすくわかりやすいところもすごいなと思うところでもあります。

実は、私自身この本の中で述べられているタテ社会に適応できていない人間の集団〔リケジョ、理系技術者たち〕の中で長年生きていたため、人にうまくウチとソトを教えることができる自信はなく、色々悩んでいるところです。例えば、敬語、敬称、言い回しの理由や、会話の構成など…。

ということで、次回は、日本語教師として教えなければならないけど、実はそもそも私ができていないとか、知っているけど、やってしまうことはあるけど、実はしっくり来ていない、日々モヤっとしてる表現ややりとりについて少し書こうと思います。

今日はこの辺で

今日も最後までお読みいただきありがとうございます😊







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