ヒザ裏を伸ばすと腰痛解消?|簡単にできるストレッチ
皆さんは腰痛とヒザ裏に密接な関係があることをご存知ですか?
実は、腰痛を持つ人の多くがヒザ裏部分が硬いんです。
今回はそのメカニズム、そしてヒザ裏部分を伸ばすストレッチを2つご紹介します。
情報は以前、「主治医が見つかる診療所SP」で放送されていたもの。
かわむらクリニック(山口県宇部市)院長の川村明医師が考案したものです。
メカニズム
川村明医師は腰痛の患者さんを診断しているうちに、ある一つの共通点を見出しました。
それは
腰痛を持つ人の多くがヒザ裏が硬いこと
です。
上半身の姿勢とヒザ裏には非常に深い繋がりがあるのです。
そのメカニズムを図にしてみました。
ヒザ裏がしっかり伸びないと、上半身の土台となっている太ももの裏側の筋肉も萎縮して力が入りづらくなります。
すると腰周りの筋肉に歪みが出て、上半身を正しく支えきれなくなってしまいます。
これらが重なっていくと自然と悪い姿勢に。
この姿勢の悪さが腰への負担となり、腰痛という症状になって現れてくるのです。
このことから逆にヒザ裏を柔らかくすると連動的に腰痛予防にも繋がると考えられています。
あなたのヒザ裏は柔らかい?
ここで自分のヒザ裏が柔らかいかどうかチェックしてみましょう。
チェック方法は簡単。
足を伸ばして座った時のヒザ裏と床の隙間の高さを測定しましょう。
見方は下記の通り。
・2センチ以内 → ヒザ裏は柔らかい
・2〜5センチ → ヒザ裏は硬くなっている可能性
・5センチ以上 → ヒザ裏は硬い
隙間が大きい人ほど腰痛のリスクが高くなります。
ヒザ裏伸ばしストレッチ
ここで気になるのが、ヒザ裏を伸ばす方法。
今回は自宅で誰でも簡単にできる2つのストレッチ方法をご紹介します。
壁を使ったストレッチ
まず初めに紹介するのが、壁を使ったストレッチ。
手順は下記の通りです。
❶壁に向かって足を前後に開く
この時、後ろの足のかかとを床につけたままヒザ裏を伸ばすようにするのがポイント。
❷この状態でヒザ裏を伸ばしながら壁を5回ほど押す
❸5回押した後、膝裏を伸ばした大勢で5秒キープ
タオルを使ったストレッチ
次に紹介するのがタオルを使ったストレッチ方法。
❶片足を立てる
立てた足はできるだけお尻の方に近づける。
❷もう片方の足を伸ばし、足の裏にタオルを巻く
タオルを巻く際のポイントは、つま先が上を向くように意識しながらカカトを前に突き出すこと(指の付け根あたりにタオルを巻くと良い)。こうすることで自然とヒザ裏が伸びてくる。
❸ここで背筋を伸ばして5秒キープ
たったこれだけのストレッチで硬くなっていたヒザ裏が柔なくなり、腰痛の予防・改善に繋がります。
腰痛が気になる方は、この際にヒザ裏の硬さをチェックして見てください。
椎間板ヘルニアを手術なしで治した腰痛体験談。
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