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愛とは

さて、題名を見てクリックされた皆さん。今回は「愛」って何?というテーマを統計学の視点から紐解いていこうというお話であり、むしろ統計学に近い話をしていく。
つまり、愛という例えを使って統計学の相関関係と因果関係を説明するという話しだ。
愛に真剣に考えていた人には申し訳ないが、愛について真剣に考えてる人が統計学に思いも寄らない形で遭遇するのも悪くないし、ロマンティックだろう。

さて、今回は最近巷で流行っている相関関係とか、相関係数とか。
それってなんなんだ?って事を話す。

まず最初に、簡単に説明すると、相関関係とは「知り合い」だ。
そして、因果関係と言うものもある。簡単に言うと「愛しあっている」関係だ。
こんな意味のわからない例えを使うなら最初から例えなど使わない方が良いと思ったのでしっかり説明しよう。
相関関係とは、ある二つの物事が関係し合っていると言う関係だ。
因果関係とは、原因と結果という関係である二つの物事は結びついている関係だ。
この説明だけでは勘違いが生まれる。
ここで重要なのは相関関係は二つの物事が関係し合っているに過ぎない事だ。
因果関係は相関関係を意味するが、相関関係は因果関係を意味しないのだ。
例えば、学生時代の頃40人のクラスの中で、「関わってないけど顔は知っている人」と言う関係の人がいたはずだ。関係の重要性(関わりたいなどの関係を維持したいと思う意欲)としては低いだろう。
ある日、好きな人から告白されたあなたは迷わずYesと言うだろう。
その日から二人の関係は片方が告白した事が原因で愛し合っていると言う結果がある。関係の重要性としては高いだろう。
関係の重要性をなぜ記載したかというと、これは科学における重要な関係性であるからである。
相関関係は科学的な根拠としては一応成り立つかもしれないが相関関係を見つけたからと言ってノーベル賞は取れない。あなたにとって、関係性の価値が低い「知り合い」だ。
因果関係は、科学的根拠としてとても役に立つ。ノーベル賞は取れるかもしれない。あなたにとって、関係性の価値が高い「愛し合っている」関係だ。

相関関係ならば、変な関係でも成り立つ。例えば、年収と肥満率は正の相関が見られる。ビールの売り上げと水難事故も正の相関だ。だからと言ってビールの売り上げをわざと下げるような政策をしたって水難事故は減らない。
なぜかというと、「気温」と言う重要な要因を忘れているからだ。このような単純な二つの出来事ではもう一つの重要な要因を見つける事ができるのは簡単だが、物事自体が複雑になってくると(あらゆる要素が多くなる)、相関関係は相関関係にしか過ぎなくなる。
だから、相関関係を過信し過ぎないようにしてほしい。
ではまた次回〜

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