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【転職】会社員からタイ古式マッサージのセラピストになった今の所感

昨年末に会社を退職して無職になり、今年1月~2月にかけてタイ・チェンマイ留学。元気いっぱい無職を謳歌した3月を経て、4月には長らく求人ブックマークし続けていたタイ古式マッサージ店での勤務が確定。やったね。

それからマンツーマンで1日7~9時間の技術指導をみっちり1ヵ月強という手厚すぎる研修を受け、5月半ばより晴れてタイ古式セラピストとして正式デビューした。1日8時間を週5日、会社員のころと変わらないフルタイムのお仕事ライフ再来である。

お休みが不規則になったり手取りのお給料がいったんガクンと落ちるなどのデメリットはあれど、結論からいえば「転職して大変よかった」というお気持ちでいる。

デスクワーク会社員からセラピストに転職してよかったこと、以下具体的にまとめてみた。
 

①渇望していたクタクタの日々 

 
勤務後、家に帰るとアホみたいに眠くなる。半分しか開かない目でなんとかシャワーを浴びて歯を磨いてそのまま布団にイン。すぐに寝落ちして朝まで途中覚醒ゼロの熟睡をかます日々である。あるとき勤務後に飲んだ友人たちは、半目半落ちのわたしを見て「こちらへの気遣い不要!早く帰れ!」とツンデレな優しさをくれた。1次会で帰宅。

1日8時間デスクワーク生活の反動で、とにかく身体を動かす仕事がしたかった。当時の同僚さんも共感してくれ、ともに単発の引っ越しバイトや農家の収穫手伝いといった肉体労働案件を探したこともある。昼間に駆け回って遊び疲れてクタクタになって寝る子どものような生き方がしたかった。

新米セラピスト生活は、文字通り「クタクタになって寝る」のがデフォ。施術中はだいたい身体を動かしていて、ことタイ古式の施術にはいろんなストレッチ技が加わるのでそれはそれはよく動く。

単純なわたしは、身体を動かせば動かすほどに「生きてる!!!」という喜びに満たされる。仕事が終わってお店を出ると、疲れた身体でスキップしてしまうくらいには充実感をおぼえている。

友人たちは「真崎だいじょうぶ? 生気失ってない?」と心配してくれたが、ただの運動不足に訪れる通過儀礼だと思うので安心してほしい。

 

②ちょうどいい接客の距離感

 
人ではなくパソコンに向かい続けるデスクワーク生活の果てに虚無虚無プリンと化し、ああわたしはやっぱり根っからの人好きなんだと自覚。次こそは「人と対面して人と話して人が喜びわたしも嬉しい」みたいな仕事をしようと心に決めた。

が。かつてキャバクラ・スナック・バーのバイトを経験した結果、勤務中ずっと人と話さなきゃいけない仕事は無理だとわかった。ちょっと喋ったら黙りたい。人好きなわりにコミュニケーションHPがすこぶる低い。

一方で飲食のバイトはとても楽しかった。ご来店時、配膳時、お会計などのときに少し雑談を交わすくらいの温度感がちょうどいい。その進路を選ばなかったのは、ひとえに自分が個人事業主として飲食業に携わるイメージが一切沸かなかったからだ。

セラピストの道を選んだ理由、のなかでも特筆して意識低いソレが「ちょっと喋ったら黙れそうだから」だった。そして現状そんな感じで働けている。お客さんとお話するのは主に ①ご来店時 ②足湯サービス時 ③お帰り時 のタイミングで、施術中には基本的に皆さん寝ていらっしゃる。お話好きな方とは施術中でもいろいろお喋りするが、対面でないぶん会話に対する気の張りは少ない。

コミュニケーションの総量は多くないが、お客さんとお話するのはやっぱり楽しい。お帰り際の「ありがとう」「気持ちよかった」「最高」「タイ古式って面白いね」「また来ます」なんかのお言葉はHP回復魔法。ささやかでも誰かと喜びを享受し合える、と感じられることはなんとも幸福度が高い。


③セラピスト仲間が遊牧民気質

 
他人のお話なので詳しくは書かないけど、ものすごくざっくりいえば「職場の皆さんがめっちゃいい人で優しくて喋りやすい上に遊牧民が多くて最高」である。わたしが求めてやまない"気が合う近所の女友達"大豊作の予感。

大阪の大手広告代理店で派遣社員をやっていた時は、同じ課のみなさんはこぞって既婚子持ちのマイホーム。当時は当時で皆さんのことが相当好きだった(激チョロ)その一方で、転職や引っ越しをくりかえすフラフラぼっちな私の暮らしぶりは理解されない事も多く、お互いリアクションに困るのであまり話さないようにしていた。

今の職場はそういう懸念が一切なく、むしろ「ずっと同じ場所にいるとムズムズして遠くで放浪したくなるんですよね」「わかります」という共感が発生する。どこが暮らしやすかった、今はどこに住んでみたい、みたいな遊牧民トークがはかどる居心地の良さったら。


まとめると
 
・たくさん運動できる
・適度に人と話せる
・同僚が好き

\つまり現状いい感じです/

というお話でした。いつかフラフラ自由なセラピストになる日を夢見て、引き続きこちらのお店でタイ古式の修行をがんばる所存です。やっぴー。
 


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