見出し画像

また私だけ眠れなくなる。

エアコンの音
換気扇の音
トラックの走る音
惰性でつけた刑事ドラマの音

不眠症でもらった薬は大分たまってる
全部呑んだらどうなるんだろう
自分が怖くて仕方がない
そもそも
生きたくはなかった
生まれた意味もなかった
無理やりそれを見つ出そうと
必死にもがいてるけど
可哀想なわたし
悲哀な生き方だ

海を見に行きたい
夜中の海
果てしない海
強くて優しい恐怖な海
自分のちっぽけさを認識することが
唯一の救いだ

誰かに認めてもらわなくても
誰かに認めてもらったとしても
ちっぽけだ
だからどっちでもいいんだ

愛するのも愛されるのもいいけど
どうせ塵より惨めな存在だから
どっちでもいいじゃないか

ならばどうして
どうして悲しくなるのか
寂しくなるのか
君に会いたいと思うのか

このままいなくなりたいんだ

実はプログラミングされたAIにすぎない
誰かの夢の中の登場人物にすぎない
自分が居なくなると世界はリセットされるとか

わたしはただぐっすり眠りたいだけだ
わたしはただ

70億分の1の私を見つけてくれてありがとう。