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デジタルトランスフォーメーションとデジタライゼーション

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

今日は、SBI証券のアナリストレポートを読んでいて、ふと目に留まったバイオ系のレポートに医療DXという言葉を見つけた。
医療の世界もDX始まるんだねと思って、医療DXを調べていたら、内閣官房に医療DX推進本部が出来上がっているのを発見した。パブリックコメントも使いながら骨子をまとめていたんですね。(僕も参加すればよかった。政府はこの辺のパブコメとかもう少し広く周知して欲しいなぁ。僕みたいな暇人が奇跡的に良いアイデア出すかもしれないので)
レセプト等の医療情報が共有され、マイナンバーと連携することで今までできなかったことができるようになる未来が早く実現すると良いですね。
直接医療とは関係ありませんが、限られた財源の中で、生活保護なども適切に利用するためにマイナンバーを使用するのはとても良い取り組みだと思います。

ところで、デジタルトランスフォーメーションがDX 「Degital Transformation」なのでDTじゃないの?と思うのですが、Transは英語でXと略されることがあることから、DTではなくDXになったようです。個人的には、DXが出たころからTransがXになったような気がします。どちらかというと、eXperienceとかeXchangeをXと表記している物が多かったのではないかと思うのですが、英語も徐々に言葉が変容していくので、このような変化が起こったのかもしれませんね。

さて、みなさんは、DXとデジタライゼーションの違いは分かりますか?

DXは、デジタルによって産業構造や様々なシステムが変容(進化)していくこと
デジタライゼーションは、IT化・デジタル化によって業務効率を向上させることです。

そう、順番としてIT化・デジタル化(デジタライゼーション)が行われた後、産業構造や様様なサービス基盤となるシステムが変容していくのです。日本は、先進国の中では驚くべきことにこのIT化・デジタル化が遅れた国です。ここ数年で領収書のデジタル化が解禁され、マイナンバーを使って、住民票が取れるようになり、確定申告がオンライン化されました。選挙に関しては、どこの国でも二の足を踏んでいるみたいですが、僕は日本もDXによって選挙やそれこそ国会の議会自体も変容するべきだと思っています。昔ながらの投票スタイルと集めた票を人がチェックする旧態依然とした高コストで非効率な方法から早くDXによって脱却するべきではないでしょうか。

僕の以前勤務していた外資系の会社では、DXが出てくる前にDegitalizationやIT Modanizationなどのワードでマーケティングをしていました。海外ではまずはデジタル化を行い、そこで効率化された業務やサービスによって産業構造が変容していくのが普通です。しかし、ITに関しては流行に流され本質を理解しないおじさん達がDXに興味を持ってしまったため、突然激しい進化を余儀なくされているのが日本です。IT化による利便性の向上を経験することなく産業構造が変化してしまうと人はストレスを感じ、それがアンチマイナンバーやマイナカードと保険証や運転免許証の統合に抵抗を感じるようになるのではないかと思います。

銀行がネットバンクに切り替わるだけで、住宅ローンの金利が恐ろしく安くなりました。効率的なシステム化の先に人件費の削減とサービスの向上が行われている典型的な例です。
これと同じことが、もっと大規模に、日本全体の基幹システムにおいてこれから進められていきます。日本は生産年齢人口が急速に減り、効率化した公共サービスが求められるためDX(というかIT化が先)により低コスト中程度サービスが主流に変容していくはずです。
これにAIが組み込まれるのは誰もが想像できる近い未来ですね。

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