自己嫌悪

生きるのが楽しいと感じられるようになった。とはいえ、相変わらず俺の自己嫌悪は、俺の心の底に、まるで深海の底に鎮座する鯨の死骸の如く、どっさりと横たわっている。
ただ、今までの自己嫌悪は自傷行為。正に自棄糞だった。が、今は単なる自己分析として行っている。家の窓から雨雲を眺めるような気持ち。陰鬱ながら、どこか太陽のいない静けさに心が落ち着くような、心地よい自己嫌悪。

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