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NS
2022年3月10日 07:54
息子(7才)と娘(12才)が、ソファに並んで座っていた。3人掛けのソファを、彼らは勝手に半分に分けてそれぞれの領土としている。その境界線から、息子の肩がはみ出した。姉は黙って押し返す。弟は怒って姉を蹴る。それを見ていた父(私の夫)が、「そんなことしたらだめだよ。お姉ちゃんに謝って」と言う。そこで、息子の場合、どうなるか。もちろん謝らない。言い聞かせようとすると、怒りの矛先は父に向かう。
2020年8月11日 10:39
先日、ある男性が、自分の妻についてこんなふうに感謝しているのを耳にした。「俺の子どもを産んでくれたんだから」その表現は、時に誰かが口にするものだ。定型的と言ってもいい。「俺“なんか”の子どもを」と、相手の存在の貴さを賞賛するものだと思う。ただ、その言葉で、私は過去の自分を思い出した。2人目の子の出産後、夫の協力が得られず孤独な数年間があった。その間、育児とフルタイムの仕事を両立し、