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NS高新聞部3期生にインタビュー「ちょっと特殊」なN高生のいま

取材・文=石田(N高6期・ネットコース)
写真提供=Rinさん

以前からnoteなどで活動してきたN/S高新聞実行委員会に、新しく3期生が加入しました。
研修の一環として、3期生同士でお互いをインタビューした記事を仕上げることになりました。

今回インタビューに応じてくれた方

Rin さん
N高3年生 N/S高新聞実行委員会3期生
詳しいことはインタビュー記事を通して知っていただければと思います。

今の自分を表す一言

ーーこんにちは。本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

ーーいきなりですが、テーマが「NS高生のいま」ということで、今の自分を表す一言はありますか? 

自分を表す一言ですか? なんだろう、「ちょっと特殊」......かな。

ーー理由をうかがってもよいですか? 

私、今3年生なんですけど、進路が結構特殊かなと。
就職とか進学とかじゃなくて、米粉パンの教室を開こうと考えていて。
そこが特殊なのかなと思って言いました。

ーー高校卒業をしてすぐに自営業を始めるみたいな感じですか? 

そうですね。

Rinさんが過去に作られた米粉パン

ーーインタビューにあたって質問を考えてきたんですけど、米粉パン教室が気になりすぎて(笑)。 きっかけをお聞きしたいです。

きっかけは......グルテンフリー(※1)って聞いたことありますか? 少し前にグルテンフリーの生活をしてみて、自分の体にあってるなあと思ったので続けていたんです。でも、どうしてもパンが食べたくなって。色々調べてみたら、グルテンフリーのパンがあって、それが米粉パンだったんです。

※1 グルテンフリー 小麦をはじめとした穀物のタンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと。

米粉でパンなんて作れるんだと思い、レッスンに行ってみたら思った以上に楽しかったんです。
料理ができない自分がパンを作れるなんて。しかもすごく美味しくて、米粉パンの方が好きってくらい米粉パンにハマっちゃって、それから何回も何回も作りました。レッスンも楽しかったから、私も教える側になって、米粉パンの楽しさを伝えたいと思ったんです。

ーー米粉パンのこととN/S高新聞実行委員に応募したことは関係しているんですか?

実際深く関係してる訳では無いんですが、文章を上手に書けるようになりたいという気持ちがあって。米粉パンのことを伝えるにしても、そういう力がいるのかなという気持ちもありました。
あとレッスンだから、人と話す機会があるし、喋るのは大好きなんですけど、緊張してしまうという矛盾を抱えている感じで(笑)。
インタビューも喋りの練習になるかなと思ったんです。

ーーなるほど。N/S高新聞実行委員に応募するのにあたって、「好きなもの」について書くという事前課題がありました。Rinさんは何について書きましたか? 

米粉パンです。

ーーやっぱり(笑)。 待ってました。

NS高生に伝えたい、「NS高生のいま」はありますか?

NS高生に伝えたい今ですか?
えー.....難しいな。伝えたい...わかんない、石田さんだったらどういいますか?

ーーえっ!? なんていおうかな...。確かに難しい質問ですね(笑)。
では、Rinさんの伝えたいものについて聞きたいので、もしよければ米粉パンのプレゼンを...。

いいんですか?

ーー是非お願いします。

とにかく、作るのが簡単というのが推しポイントです。私、本当に料理ができないし不器用なんですよ。今日も久々に卵を割ろうとしたら、殻が入っちゃいそうになるくらい不器用なんですけど、そんな私でも作れる簡単さですね。

あと私は、お母さんに食べて欲しいなという思いで習い始めたっていうのもあって。
お母さんに食べてもらった時、おいしいってよろこんでくれたんですよ。

それまで、誰かに何かを出して食べてもらうっていう経験がなかったんですけど、自分が作ったものを食べてもらって、美味しいって言ってもらうのはこんなに嬉しいんだと思ったんです。
自分でもびっくりするくらい嬉しかったんです。だから、その感動を味わえるというのもポイントですね。

ーーなるほど。その喜びを広めるために、教室を作ろうと考えたんですか?

そうですね。

Rinさんが過去に作られた米粉パン

米粉でも小麦と変わらず、ピザや蒸しパンをはじめとしたたくさんの種類のパンを作ることができるそうです。

ーー自宅で作る際の材料や道具を教えてくれますか?

材料は6つ程で、酵母とサイリウム以外はそろえやすく、ほとんどスーパーとドラッグストアでそろえることができるので作りやすいと思います。材料が6つで済むっていうのが嬉しかったです。

ーー米粉パンは、それらを混ぜたりしてできるみたいな感じですか?

小麦のパンって作った事ありますか? 小麦のパンって、すごくこねるじゃないですか。
米粉パンはこねる時に手を使わなくてよくて、ヘラでこねるだけでいいんです。

ーーそうなんですか? お菓子みたいですね。

そうですね。お菓子と工程が似てますね。分量を測って、ヘラでこねて成形する。
米粉だとその辺が手軽なんです。
こねて発酵させて成形して、オーブンに入れるとできます。
合計1時間くらいで作れます。

ーー合計1時間! 最初から最後までですか?

そうです。すごくないですか?
米粉パンは1時間でほとんどできてしまうので、そこがすごいなって。

ーー全部で1時間で、焼きたてのおいしいパンが食べられるのはすごく手軽で、魅力的だと感じました。

作るのが簡単&手軽というのは結構大事じゃないですか?

ーー確かに、そうですね。作りやすさが魅力なんですね。

今後の意気込みをお聞きしたいです。

これからは特に、卒業して学生じゃなくなるので、米粉パン教室に力を入れて、人に来てもらって、楽しかった美味しかったと言ってもらえるような教室づくりをしたいと思っています。

ーー先程米粉パンをプレゼンしていただいたときに、食べてもらって美味しいと言っていただける喜びを、教室を開くことで広めるというのがすごいなと感じて、インタビューをしている私も幸せな気持ちになりました。
では最後に、改めて、今の自分を表す一言をいただいて終わりたいと思います。

難しいなあ(笑)。 いい質問。

こんな風に米粉パンのことを喋ったことがなかったんですよ。レッスンの先生にはお話ししたんですけど、米粉パンのことを知らない人に、米粉パンのことや教室のことを話すのが初めてでした。

自分を表す一言ですよね? 言葉にするのが難しい...。

ーー無茶振りしてるみたいになってすみません(笑)。

結構無茶ですよ!(笑)。

逆に、どう見えました?
私の話を聞いて、どう見えたかにしよう(笑)。

ーーえー!(笑)。
うーん、幸せを広げるような活動をしている方だなと思いました。
自分がこれで嬉しかったから、それで教室を開いてみんなに広めようとされているのを聞いて、どんどん幸せを広める方だなと感じました。

嬉しい! どうぞそれを書いてください(笑)。

ーーインタビューしている側の私が思ったことを書いていいんですか?

いいんです! 書いてください。嬉しいなあ、ありがとうございます。

ーーではインタビューは以上になります。ありがとうございました。

ありがとうございました。

あとがき

ランダムで割り振られた3期生同士での一対一でのインタビュー、お互い緊張していただろうに、終わる頃には「また米粉パンのことで取材させてください!」という話になるくらい楽しい時間でした。
インタビューを終えて、記者が考えたRinさんを表す一言は、「幸せを広げる活動を考えている、ちょっと特殊なN高生」です。
この記事を読んでくれた方に「幸せを広げる活動を考えている、ちょっと特殊なN高生の今」が伝われば幸いです。


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