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組織防衛的な反応をする

社会人になり幾つかの会社を経験したり色々な人達と仕事してきました。
その中で不思議と会議とかを行うと、出来ないと反応をしたり、会議に出席しているのに上司に相談しますとか答える人達が一定数いることを見てきました。また、役職が同列レベルが2名以上参加していると、これまたグダグダで議題の決定が出来ないことも何度も見てきました。
これらってホント生産性が低い典型だと思います。
この原因は幾つかあると考えていますが、その一つに組織防衛反応があると思います。

所属組織を守るために防衛反応をするが、なぜなのか?
・自部門の不利益にならないか
・自部門の存続に危ぶむことはないか
・自分の所属組織が安泰か
・自部門が軽視されていないか
・余計な仕事が増えないか
・既得権益に影響ないか
・要員が減らされないか
・無視されていないか
・事前に相談がされたか
・自分で判断できない/判断したくない
・責任を負いたくない

このような評価基準でその人が、どの組織に所属しているか、また、どのような役割の地位か、で立上がる意識が変わってくるからではないかと思います。いずれにしろ、会議体参加者に責任があるような仕組みに問題があるのだと思います。
仕組み的に組織防衛反応しなくて済むような仕事や業務のやり方を部門長なり会社の仕組みとして構築しておけば、生産性が向上することになります。

例えば
中古車販売としたら
ディーラー系列であれば、ディーラーの看板を背負っていることになるので価格はともかくクレームにならない車を販売する。かなり厳密に評価点をつけてお客にわかりやすく納得できる案内をしている。その評価採点する者の資格認定も実施している。組織的な仕組みがある。
(その分価格高いのかもしれませんし、自分達の組織防衛反応の一つと思います)
このような組織的な背景で営業マンは、お客と接するので立ち位置的にディーラーの看板を背負って自信を持って接することが出来る。(お客もブランドを信用することが出来る)

一方、一般の中古車販売は、現車をお客に見てもらい判断をお客一任(選んだのはお客責任)で行うことで販売している。(第三者評価を行っているところもありますが、認定組織がイマイチ市場に浸透してないかも)
これはお客側がある程度の選別眼を持っている必要があるように思いますし、販売される車に信用があることが前提になりますね。
どちらも社を背負っていることは当然ありますが、ディーラーの看板の方が重いのではないかと思います。
なぜなら、クレームによってはメディアやSNSに取り上げられることになり日本全体に知れ渡ることになりますからね。

まとめ
ちょっと例えがイマイチですが自部門組織防衛の考え方と、上位となる会社としての考え方の違いが、起きている。
大企業と中小企業問わず仕事や業務のやり方に個人の責任が問われる業務とするか、組織として責任を取れるように業務とするか、かなと。
個人的には、個人的に判断する業務の方がやり甲斐がありますね。

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