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趣味に「気づく」

自己紹介で趣味を言うのがとても苦手だった。
読書家と言われるほどの量も、難しい文学にも触れていない。

あの大きなスクリーンは好きだけれど、映画鑑賞というほど映画も観ていない(ホラーは観られないし、アクションも音が大きすぎると苦手で観られる作品が少ない)

インドア派の趣味リストとも当てはまらず、長年「無趣味」と答えるか、「(開拓はワンシーズンに一回くらいだけど)喫茶店巡りが好きですかねぇ」と曖昧に答えていた。

ストレスも関係して、体力気力がぐっと落ち病院でも「趣味はあった方がいい」と聞き、趣味を「つくらなければならない!」と本屋の趣味のコーナーをぐるりと見て回ったりもした。

大学時代に魚眼カメラが楽しくて写真を撮っていたりしたので、写真はどうかな、イラストはどうか…塗り絵なら…といったかんじで色々と試してみた。

3年前に試してみたイラスト

どれも続かず、あらためて「趣味」ってなんなのさ?と調べたら、「仕事につながるとかほっといて、その個人が楽しみにしていること」との事。

私が楽しさを感じるのはノートに向かう時。それもイラストを描く、日記をかく、手帳をデコる、という目的を決めるよりも、雑多な思いを全部、子供のころに使っていた自由帳を使うようにノートにむかう事だった。

いろんな色のペン、ハンコ、ノートの紙の質感に向かっているだけでワクワクして、過去に描いた落書きにほっとする。この紙の上では誰の制限も受けなくて良い。

2021から今年までの手帳たち。

ものさえ分かって来ると、おのずから、趣味は出て来るものである。趣味が出て来ると、面白くなって来る。面白くなって来ると、否応なしに手も足も軽く動くものである。

北大路魯山人のことばより

わたしにとって趣味はつくる、というより「気づく」だった。そばにあったけどずっと意識していなかったけれど、気づくと今までよりも周りの景色がすこしクリアに見えたりする。

趣味って楽しくて面白いもの。
どんな時でもそばにあるもの。
そんなことに改めて気づいた夏の夕暮れ。

ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)

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